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「まさか自分が」と誰もが思っている

発端は検診での再検査

人生初のMRI検査だ!

組織採って調べてみませんか?

またも結果は持ち越しなのか……

Y先生との出会い

もう一度エコーとMRIをやる

浸潤性小葉癌かも?

痛い痛い痛い針生検

確定診断の日

「いい癌でよかったね」

知識武装して恐怖に立ち向かう

手術日と術式の決定

形成外科を初受診

どんどん気持ちが滅入ってくる

先生におまかせいたします!


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もう一度エコーとMRIをやる

3日後、再びM病院へ。わざわざ出直させられたのは、乳腺エコーの大変巧い検査技師さんがこの曜日に来るからだ。マンモグラフィは放射線技師の技量差で描出結果にも大きな差が出てしまうとは聞いていたが、エコーもそうなんだ。
その頃、仕事は大変立て込んでいて徹夜の連続、仕事場で二泊三日を繰り返す日々だった。こんなに忙しいというのに、PCに向かっているとついつい仕事の手を止めて乳癌に関することを検索してしまう。1時間仕事をしては1時間ネット情報を読みふけり、はたと気づいて仕事に戻り、でもまたすぐに乳癌について調べて……その繰り返しだった。その合間を縫って検査に通うのだから、精神的にも肉体的にも私は疲労困憊していた。

検査技師のSさんは気さくな方だった。プローブの当て方も適度に柔らかく適度に密着している。これまでのエコー検査では、くすぐったかったりゴツゴツ痛かったりしたんだけど。
「……どうです? 違いますよねッ??」私はこの期に及んでまだ癌とは思いたくないのだ。
「僕は検査技師だから診断をするわけにはいかないけど」Sさんは前置きしてから
「この感じは……乳癌に見えます。糖尿病とかありますか?」
「え? ありませんけど。糖尿病だとどうなんですか?」
「糖尿病型乳腺症という症例がたまにあるんです」
「乳癌みたいに見えるけど乳癌じゃないってことですか?」
じゃあ私もそうなんじゃないかと思いたい。そういう言葉に縋りたくなるのだ。だけど私は糖尿病ではないし、だとしたらそれはそれで大変なことなんだけど、そこまで考えが回らないのである。
「でもまだ因果関係はハッキリしていないし。そういう例があったというだけで」
「たとえそうだとしても……何らかの治療はしなくちゃいけないってことですか?」
エコーの画像を何枚か撮影しながら頷いてSさんは言った。
「もう何年かしたら、そういう場合との違いも見分けられるようになるのかもしれないですけどね」

さらに一週間後、今度はMRI検査。
実はこの日の朝11時に仕事が完遂したところで、ほぼ二晩の完徹明けだった。検査予約は午後の3時。うっかり眠ってしまうと遅れてしまうかもしれない、そう思いながら睡魔に抗えず仕事場の床に昏倒していた。跳ね起きたのはギリギリの時間。頬に床のカーペットの痕を残したまま慌てふためいて病院に走り、2時57分に滑り込みセーフ。前の人の検査が押していたのでちょうどよかった。この病院でもMRI検査室はやっぱり地下にあり、天井には白い雲の浮かぶ青空の壁紙が貼ってあった。前と同じ説明を受け、同じように手首に造影剤の点滴を挿してうつぶせになって乳房を台の穴にはめ込んだ。30分間響き渡っていた大騒音も同じだったはずだが、私は検査台に横になると瞬時に眠りに落ちてしまったので何も覚えていない。ヒトは本当に疲れていれば工事現場でも眠ることが出来るのだ。

さあ、検査はすませた。来週またY先生の受診予約がある。もう2ヶ月以上もこんな宙ぶらりん状態が続いているのだ。いいかげん何らかの答えをもらわないと、そろそろ精神が崩壊する。

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