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再建手術後の身体のさまざまな変化

2013年11月。時折訪れる寒気に、瘢痕になった背中の傷がチリチリ痛む。連続襲来してきた台風のスーパー低気圧による痛みをようやくやり過ごしたっていうのに……。それでもずいぶん楽になってきた。

さて、背中の傷は致し方ないとして、再建乳房はというと。
ふさがった後しばらく陥没していた脂肪漏れの穴は、徐々に盛り上がり始め、今では完全にフラットになっている。ただ、縫合跡が「くの字」に裂けてしまったところは、わずかに赤く盛り上がってしまった。ちゃんと縫い直さずに裂けたままくっついちゃったし、半年間テープを貼り続けておけなかったからね。幸い私はケロイド体質ではないので、気になるほどミミズ腫れのように赤く盛り上がっているわけではない。乳頭乳輪の再建手術の時についでに縫い直してもらうつもりだけど、この部分の縫い直しだけをわざわざやってもらうほどではない……その程度。

縫い目は一部そんな感じなのだが、乳房本体は惚れ惚れする形状だった。脂肪が急速に溶けたことで本当に柔らかくなり、それでいて適度な弾力もあり、服の上から触った感触ではどちらを再建したのか他人には判断つかないと思う。変な話だけど、きっと痴漢にもわからないと思うよ。だって、おっぱいに見せかけて、中身は背中の肉と背中の脂肪だなんて……ね。想像もしないでしょ。

前屈みになると同じように垂れ、仰向けば同じように流れる。S先生に要求した「左右対称の乳房」はほぼ完璧に叶えられている。実は私は脇に近い部分の肉が少し「たるん」としていて、まあ年齢相応の弛み方なんだけど、やっぱり自分ではあまり好ましく思ってはなかった。ところが再建乳房に初対面した時、ここががふっくらと作ってあったので、小躍りして喜んでいたのだ。それなのに、それなのに! 半年以上が経過して脂肪が溶け、浮腫みや腫れがひいて乳房の形状と大きさが落ち着いてくるに従って、再建側の脇も徐々に「たるん」としてきたのである。なんという再現力! こういうふうに弛んでくるってS先生はちゃんと予測して再建したんだろうか。だとしたら……すご過ぎる。
でも、正直な本音は「ここは完全左右対称にしてくれなくてもよかったのに!」である。

触った感じは本物の乳房そっくりでも、再建乳房はあまり汗をかかないし、鳥肌もたたない。じかに掌で包み込んでみると、健側に比べて少しひんやりとしている。まだまだ血行が完全には戻っていないのだ。いつかは戻るのかな? 完全には無理なのかな? いずれにしても長い長い時間が必要なのは間違いない。

それよりも、手術した箇所以外で私が大きく悩んでいる後遺症がある。便秘だ。再建手術を受けて以来、排便がスムーズにいかなくなってしまったのだ。
そもそも私は快食快便のヒトで、3日間出なかったことなどめったにない。スッキリせずに残ることもほとんどなかった。ところが、再建手術の直後からまるまる一週間、ちっとも出なくてマグミット錠を処方してもらった。その後はプレーンヨーグルトやコントレックスなどの硬水を病院食に補いながら、なおかつ薬の力を借りてなんとか一日おきのお通じを保っていたのである。でも、気持ちよく出切った!という感じは全然なかった。傷が痛くて息めなかったしね。
入院中は一日1200kcalぽっちの病院食だったし、退院して2〜3ヶ月は腹巻+腹帯+ウエストニッパー三枚重ねでお腹が圧迫されていていたので、そもそもの食事量が少なかった。だから、排便リズムが不規則でも不完全でもさほどつらいとは思わず、心を占める憂いごとは一進一退の治癒状況のことばかりだった。半年以上が経過して背中や再建乳房がそれなりに落ち着いてきたので、心配事が別の内容にシフトしてきたってことだろう。

便秘が常習化している人にはたいした苦痛でもないのだろうけれど、不慣れな私にはかなり不快でつらい日々だった。おへその下から時計回りに「の」の字を書くようにゆっくりさすって腸をほぐすマッサージは続けていたけれど、なかなかスッキリとはいかない。「の」の字マッサージは入浴時に温めながらやると効果的とのことだけど、私は背中の傷から滲出液がダダ漏れてたり再建胸から脂肪がダダ漏れてたりしてたので、ほぼ半年近く浴槽に浸かることが出来ないでいたわけだし。
そんなある日、たまたまつけたTVで便秘解消のためのマッサージのしかたを放映していた。「コレは!」と狂喜してすぐさま一緒にやってみる。まず、右手を肋骨の下に、左手を腰骨の上に当てて、腰を大きく4回右回し。次に左手を肋骨の下、右手を腰骨の上に当て大きく4回左回し。さらに右の脇腹上部と左の脇腹下部を指で圧迫するようにつかんで骨盤を前後左右に大きく回転させる。腸と腸まわりの腹筋がほぐれ、腸の動きがスムーズになるということだった。

一緒にやってみて愕然とした。痛くて右手を肋骨の下になど入れられない。右腰骨の上をつかむことなど出来ない。そう、私は右脇腹から腰にかけて麻痺に近い状態にあるのだ。このあたりはちょうど腸がカーブしているところなので、便が停滞しやすい箇所なのだそうだ。お風呂で温めて血流を良くすることも十分には出来ず、ジム通いを復活させたといっても運動強度は術前には及んでいない。そりゃあ流れもスムーズではないでしょうよ……、滞るでしょうよ……。目から鱗がボトボト落ちる音が聞こえた(ような気がした)。
便秘の理由がわかったからといって、ほぐそうにも痛くてほぐせないわけだ。ジレンマである。とにかく繊維質の多い食事と水分摂取をしっかり心がけるしかないなあ。

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