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ちょっと蹴つまずいちゃった3年目検診

2014年10月7日。先月行った3年目検査の結果を聞く日。もちろん今回もY先生に「100点!」と言ってもらうつもりだった。
Y先生は私を診察室に呼ぶと、挨拶と同時に最初に外注した検査データをプリントアウトする。その結果を見ながら検査画像をモニタに開いてひとつひとつ説明するのがいつものスタイルだ。ところが今回は最初のプリントでいきなり引っかかった。血液検査項目のいくつかにHの赤字がある。ALTとかASTといった数値が急上昇していた。ええっ? 肝臓に異常出ちゃったの??
基準値を少し上回った程度で、肝機能に問題ありというほどの数字ではないけれど、私は鋼鉄のように頑丈な肝臓の持ち主で、これまでどれほど大酒深酒しても数値は絶対に基準値内におさまっていたのだ。アルコールはしっかり分解するし、薬剤の代謝で機能障害を起こしたこともない。
「……ちょっとよくない、なあ」Y先生はプリントを睨みながら眉根を寄せている。
「え、えーと、これって……これって、やっぱりアナストロゾールのせい? 副作用の肝臓障害?」
「……かなあ? これだけでは何とも言えないけど、な」
このデータは1ヶ月前の採血結果で、薬をチェンジして1ヶ月めのものだ。
「えーと、えー……と、それからさらに1ヶ月間服用を上乗せしちゃってますよ、ねえ?」
「うん。だな」
「えーと、じゃ、もっと悪化している可能性もある……?」それじゃお酒飲めなくなっちゃうじゃない!人生の楽しみ減っちゃう!という言葉は心の中だけにとどめておいて口には出さなかった。
「今日さあ、帰る前に血液検査していってよ」
「あ、はい」
「明日には結果出してもらうから。明後日の朝なら確実か……」
「えっ、そんなに緊急なの? じゃあ明後日また来なくちゃならないんですか?」
「いや、電話でいいよ。明後日の午後にでも電話して」
「電話………。お薬は? ……休薬するんですか?」
「いや、普通に1ヶ月分出すよ。ま、検査結果しだいってことね」
「………」
その後、エコーやマンモグラフィや胸のレントゲンといった検査結果についても、再発も転移も皆無である説明もちゃんと受けたはずなのだが、空疎に右から左へ抜けていった。毎回恒例のY先生とのハイタッチもしないまま診察室を出て、採血されてから、とりあえず30日分の処方をされた処方箋を握りしめて薬局に立ち寄り、しょんぼりしながら帰途についた。場合によってはこの薬、無駄になっちゃうのかもしれないなあ……

翌々日の10月9日は奇しくも私の誕生日。2年前はわざわざこの日に受診予約して結果を聞いた。去年は9日はクリニックの休診日だったので一日早い8日に聞いた。毎年ひとつ年齢の増える頃にサバイバーとしての年齢も重ねていくわけだが、今年はちょっとケチがついちゃうのかなあ……。
午後を待ってクリニックに電話をかける。しばらく待たされたが、Y先生本人が直接電話に出てきた。
「えーっと、急ぎでやった血液検査結果だったよね」
「はい。肝臓の……γ-GTPでしたっけ?」
Y先生が数値を読み上げる。数値は横ばいで、まだ基準値を超えてはいるけれど、わずかではあるが下がり気味だった。

「1ヶ月分の薬を上乗せしての結果ってことですよね? でもまだ高いんですね……」
「うーん。でも急激に上がってはいかなかったようだね。これなら落ち着いていくかもしれないな。このまま様子見しておこうか」
「ホント? お薬はそのまま飲んでていいですか?」
「うん」
「よかったあ! ちょっとドキドキしちゃった」とりあえず安心をもらえたバースデープレゼントだった。ちょっぴり躓いたけれど、3年目検診もこれで一応クリアといってもいいだろう。私は無事にサバイバー4年生になった。

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