官位
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官位名
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色
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色名
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一 |
大徳 |
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濃紫 |
二 |
小徳 |
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薄紫 |
三 |
大仁 |
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濃青 |
四 |
小仁 |
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薄青 |
五 |
大礼 |
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濃赤 |
六 |
小礼 |
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薄赤 |
七 |
大信 |
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濃黄 |
八 |
小信 |
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薄黄 |
九 |
大義 |
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濃白 |
十 |
小義 |
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薄白 |
十一 |
大智 |
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濃黒 |
十二 |
小智 |
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薄黒 |
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すずめの考察>>
当時の記録は曖昧です。『日本書紀』推古11年12月条においては、明確に色の記述はありません。五行思想に基づいた五常の徳目(仁・礼・信・義・智)の青・赤・黄・白・黒の上に、徳目を統べると考える「徳」を置き、帝王の色である紫を当て、大小に分け濃淡をつけたと考えられていますが、これも諸説あります。
白の濃淡をどのように区別したのか…疑問ではありますが、布の色だけではなく織り方なども決められていたそうですから、モニタ上では判別出来ないだけのことだと思われます。
聖徳太子の時代、日本にはまだ入っていない染料もありますので、見本にあてた色は、当時の染料で出来たのではないか?という私の想像です。明確な文献もなく、壁画などから判断するにもすでに色褪せているものす。厳密に再現することに目くじらをたてることなく、遠い古代の朝廷の色彩に思いを馳せてください。
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