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黄系の色ー1 |
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黄色(きいろ) |
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黄金、ヤマブキの花、卵の黄身などの色の総称。減法混色(CMY)の三原色です。日本の色の名は、明暗を示す言葉や染料や顔料の名前、物の名前などに由来するものが多いのですが、「黄」のみ例外といえます。色の文字を入れた「黄色い」という形容詞も独特ですね。 |
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淡黄色(たんこうしょく) |
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淡い黄色。薄い黄色。 「木蓮の色は〜(略)〜極度の白きをわざと避けて、あたたかみのある淡黄に、奥床しくも自らを卑下して居る」 |
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深黄(ふかき・ふかきき・こき) |
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濃い黄色。 「深黄綾一疋〜(略)〜刈安草大五斤。灰一斗五升。薪六十斤」 |
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黄金色(こがねいろ) |
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黄金のように黄色に光る金色。この色をモニタや紙の上で再現するのはおそらく不可能でありましょう。 「代助は此大涛の上に黄金色の雲の峰を一面に描かした」 |
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山吹色(やまぶきいろ) |
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バラ科の樹木ヤマブキの花の色。黄金色と同じような意味合いでも使われ、大判や小判のことをいいました。 「山ふき色の重宝に事欠き給ふお身ではなし」 |
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鬱金色(うこんいろ) |
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ショウガ科の多年草ウコンの根茎で染めた、鮮やかな濃い黄色。媒剤によって山吹色や黄丹にもなります。たくあんなどの着色にも使いました。ウコンは熱帯アジア原産で日本では九州と沖縄に自生します。 「名は曇りなき玉川の、露の光や山吹のうこんいとにて候ひしが」 |
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黄鬱金(きうこん) |
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鬱金色は媒剤によってかなり色味が変化したので、特に鮮やかな鬱金色をこう呼ぶこともありました。 「十八九なる大振袖の娘、肌には黄鬱金のひっかへし」 |
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紅鬱金(べにうこん) |
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赤色を帯びた鬱金色。 「其暮方に色つくりたる女、はだには紅うこんのきぬ物、上にかちん染の布子」 |
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黄丹(おうに・おうだん) |
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クチナシとベニバナとで染めた色。丹とは赤を表す言葉なので、黄色い赤という意味です。古来、皇太子の正式な礼服の色で禁色のひとつでした。日本書紀では朱華(はねず)と記されていました。 「皇太子礼服〜(略)〜黄丹衣。牙笏。白袴。白帯。深紫紗褶」 |
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蘇比・素緋(そひ) |
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正しくは糸へんに熏の字を書きます(パソコンでの文字コードにこの字はありません)。緋色のごくごく浅い色で、アカネで染めた茜染めの薄い黄赤のことです。黄色の下染めに紅花で薄く染めた色を指すこともあります。 |
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雄黄(ゆうおう) |
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砒素の硫化鉱物「雄黄」の色。くすんだ赤味の黄色。 「当分其道めでて真実の画に心をよせぬ故ならんかし。雄黄などもすきと用ひぬよし也」 |
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雌黄・藤黄(しおう) |
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古くは雄黄と対とされたごく近い色。雄黄に比べ、砒素が少なく赤味の弱い色を指したようです。「藤黄」は漢名ですが、「しおう」と同じ読みをしましたが、タイやビルマ産のガンボージという植物の黄色樹脂の色のことです。原材料は違いますが、読みも色も似ていたようです。 「彩色と云っても絵具は雌黄に藍墨に代赭よりしかなかったが」 「雌黄は今絵に用る物は藤黄といふものにて、誠の雌黄にあらぬ也。雌黄は石也」 |
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梔子色・支子色(くちなしいろ) |
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アカネ科の樹木クチナシの実で染めた黄色。赤味を帯びたくすんだ黄色です。黄支子ともいいます。くちなし(口無し)にかけて不言色(言わぬ色)などともいいました。古今和歌集などで詠まれています。 「貞任大事の手負ひてくちなしいろの衣を着て、磐手の野辺にぞ伏しにける」 |
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深梔子・深支子(こきくちなし) |
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クチナシで染めた上に紅染めを上がけしてやや赤味にした色。 |
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浅梔子・浅支子(あさくちなし) |
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梔子色に紅を上染めした色の薄いもの。 「浅支子綾一疋。支子二升。紅花小三両。酢一合。藁半囲」 |
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