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黄系の色ー2 |
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黄蘖色・黄膚色(きはだいろ) |
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ミカン科の樹木キハダの樹皮で染めた緑みの鮮やかな黄色。黄蘖(おうばく)色とも。紅染めの下染めによく使われました。 「なめみつる五の色のあぢはひもきはだのかみににがく成ぬる」 |
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苅安・青茅(かりやす) |
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ススキに似たイネ科のカリヤスという草を乾燥させたもので染めた色。やや緑みのきれいな黄色。草木染めでこれほど堅牢度の高い色は珍しいそうです。 「薄様は白き。むらさき。赤き。かりやすそめの青きもよし」 |
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菜の花色(なのはないろ) |
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アブラナ(油菜)の花の色。実際の花の色とは違いますが、菜の花畑は花と葉の色が細かい点で並んで、混じって見えることから、やや緑味を帯びた黄色を菜の花色と称しています。菜の花はアブラナに限らず、カブやコマツナの花もそう呼びました。菜種油を取るアブラナの花の色を名前にしたのは比較的最近のようです。古くからある「菜種色」は菜種油の色を指しました。 |
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萱草色(かぞういろ・かんぞういろ) |
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ユリ科の多年草ヤブカンゾウの花のような明るい黄味のオレンジ色。平安時代の重ねの色目の伝統色名では「かぞういろ」と読み、スオウやアカネ、クチナシなどで染めたようです。 「ほどなき衵(あこめ)人よりは黒う染めて黒き汗衫(かざみ)くゎむざうの襟など着たるもをかしき姿也」 |
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芥子色・辛子色(からしいろ) |
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アブラナ科の草カラシナ(芥子菜)の種子の色。またはその種を練って香辛料とした辛子の色。実際の練り辛子の色はもう少し鮮やかかもしれません。英名でのmustard yellow(マスタードイエロー)はこれよりも明るい色です。 |
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橙色(だいだいいろ) |
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ミカン科の樹木ダイダイ(橙)の果実の皮の色。現在ではオレンジ色の訳名のようになっていますが、正確には英名のorange(オレンジ)は果肉の色、果皮の色はorange peal(オレンジピール)と呼ぶようです。こちらの方が橙色に近いですね。 「強烈な光が横に東の森の喬木を錆びた橙色に染めて」 |
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橙黄色(とうこうしょく) |
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熟したダイダイの実の色のような赤味を帯びた黄色。熟したダイダイの色のことではないようです。 「丁度わたり一尺位に見える橙黄色の日輪が、真向うの水と空と接した処から出た」 |
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蜜柑色(みかんいろ) |
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ミカンの果実の皮の色。橙色よりは若干明るめの色を指すようです。 |
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蜜柑茶(みかんちゃ) |
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蜜柑色の茶がかった色。大正時代に大衆の間で流行って言われ出した色名のようです。 |
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柑子色(こうじいろ) |
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ミカン科の樹木コウジ(柑子)の果実の色。柑子はタチバナ(橘)と同じです。明治初期の文部省刊の色図にこの名前があり、比較的新しい読み方です。 「大きな雄鶏である。総身の羽が赤褐色で、頸に柑子色の領巻があって、黒い尾を長く垂れてゐる」 |
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柑子色(かんじいろ) |
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コウジの変化した語ですが、「かんじ」と読む場合には、コウジの果実の色よりは黒味を帯びた色のことを言いました。古くからの伝統色ではこのような色を指すようです。 「うへの御袴、裏はかんし色、御下襲(したがさね)黒し」 |
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紅柑子(べにこうじ) |
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ベニコウジの果実のような紅色を帯びた柑子色。 「紅かば 一名紅かうじ、俗に紅うこんと云」 |
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杏色・杏子色(あんずいろ) |
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熟したアンズの実のようなソフトなくすんだ感じのオレンジ系の色。英名でのapricot(アプリコット)はもっと彩度の高い色です。日本では、果実は生食したり干したりするのでその色を指し、欧米ではジャムやコンポートにした果実の色を指すことが多いからです。同じ果実の色でも、食生活の違いから色味まで変化してくるのですね。 「秋の日の夜明けに 杏子色の火炎があがる」 |
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