第8話 寒い夜のとっておきのねぐら

ここはおかあさんの家のビデオラックの上。立体ジグソーパズルのシンデレラ城があります。パーツはウレタンに紙の貼ってあるものです。
寒い夜、うたた寝じゃなくてちゃんと眠ろうと思うと、ぼくはここに行きます。温風を浴びて反り返りまくり、ぼくのウ○チまみれのこのお城、キタナイので捨てたいとおかあさんは思ってるみたいです。

でも、ダメ。ぼくはここが超お気に入りなんだから。お城と壁との隙間に入り込んで眠るんですけど、のぞきこまれたりすると、思わずずんずんと出て来てしまいます。

なんでおかあさんが時々のぞきこむかって?

前にぼく、夜中に寝ぼけてラックと壁の隙間に落っこちて、下まで落ちずに途中で一晩中はさまってたことがあるんです。はさまったまんま別に疑問にも思わず朝までグーグー寝てたんですけどね。

おかあさんの職場にはシンデレラ城もないので、こうして本棚の上にいたりします。机を見下ろす場所。ぼくに隠れておいしいもの食べたりしないかチェックも出来るしね。

たまに、こんな隙間を見つけておさまっちゃうこともあるけれど…

閉じ込められるのは嫌いだけど、隙間にはさまるのは好きなんですね。…なんでだろ?

閉じこもるのもね、ぼくが自発的に入るぶんにはかまわないんだ。すずめといえど、ぼくの意志はきちっと尊重してほしいんです。

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