フランス France

Paris - パリ

長らく気になりつつ憧れでもあったのに、なんだか虐められそうな気がして
足を踏み入れるのをためらっていた国フランス。
三十路を超してようやく思い切って訪れたパリの街……そんな懸念とは裏腹に
私の接したパリの人たちは親切で、ひとつも嫌な思いはしなかった。


トロカデロ広場のマルシェ(312×220mm)

パリのマルシェ・ド・ノエルはシャンゼリゼ通りのものが人気ですが、トロカデロ広場のものも負けていません。100軒以上も並ぶシャレーを見下ろすエッフェル塔は、それ自体が煌めく大ツリーのよう。

市庁舎前広場の回転木馬(202×202mm)

大きなスケートリンクとファンタジックなデザインのメリーゴーラウンドが設置されているパリ市庁舎前の広場の光景は、冬のパリの定番の風物詩です。優美なネオ・ルネサンス様式の市庁舎の正面入口には狛犬のように対になった二つのクリスマスツリー。トリコロールのフランス国旗と合体したリースがいくつかの窓に飾られていて、よりいっそうエレガントな雰囲気。

ノエルの飾りたち(171×154mm)

シテ島の花市に隣接したショップにも時節柄クリスマス関連の商品がたくさん並んでいました。一軒の雑貨屋さんの壁にはリースと一緒に可愛いドア飾りがいろいろ。

木馬のあるパッサージュ
(155×212mm)


美しい内装と明るいガラス屋根を持つアーケード街──パッサージュは18世紀末頃から19世紀にかけてパリのあちこちに造られました。オペラ地区にはそんなパッサージュが集中して現存しています。
建設当時は唯一の地下暖房を備えたパッサージュとして人気を集めたパッサージュ・ジョフロワは、レトロでお洒落ではあるけれど、ちょっと庶民的でどこか懐かしく温かみのある場所でした。玩具屋さんの店先にはアンティークの木馬が飾られていました。

パッサージュの紅いツリー
(154×225mm)


パリで最も美しく魅力的で気品溢れるパッサージュ、ギャルリー・ヴィヴィエンヌには通路(パッサージュ)ではなくギャルリー(回廊)の名が冠されています。モザイクタイルの床やレリーフを施されたアーチ梁、鉄線のシャンデリアなどの流麗な内装に加えて、12月には小粋で洗練されたノエルのデコレーションが華を添えています。樅の樹を赤く塗っただけのツリーは一切の装飾を施されていませんが、この空間にはなんと艶やかに映えることでしょうか……

ノエルを待つ(154×203mm)

街全体がクリスマスの飾り彩られて華やいでいるパリ17区のカフェの前にて。人々はノエルの訪れを待っています。でも、わんこはただひたすらご主人の戻るのを待っています。

セーヌ川暮色(310×206mm)

シテ島を中心としたセーヌ河畔は、決して高層ビルなどが視界に入らないよう都市計画されていて、どこを切り取っても絵になります。橋を渡る自動車のヘッドライトがなければ、同じ晩秋の夕暮れに100年前にも出会えるのです。

La Seine en Noir(310×215mm)

何度か描いているテーマの「セーヌ川暮色」を、思い切って水墨画で描いてみました。墨一色では勝負しきれなくて、少しばかり色を乗せてしまいましたが……。このテーマと技法は、またチャレンジしてみたいです。

カフェ・フーケ(199×149mm)

間違いなくパリを代表するカフェのひとつでしょう。シャンゼリゼの紹介には必ず登場する赤いテントのあまりに有名すぎる、カフェ・フーケ。入り口の足下には来店した各界著名人のゴールドプレートがありますが、そんなことは何も知らない東洋のおのぼりさんは、しっかりと踏んづけて入りました。勿論、お値段も超一流!

ノートルダム寺院(147×208mm)

パリの心臓部、舟の形のシテ島の南東にそびえるノートルダム大聖堂。ユゴーの『ノートル・ダム・パリ』の暗いイメージとはちょっと違い、バラ窓はとっても優美で綺麗でした。見とれるあまり、ついうっかり手袋を失くしてきてしまったのが思い出といえるでしょうか。正面からの顔と側面からの顔がまるで違うのも発見でした。

エッフェル塔(135×195mm)

よくも悪くも現在のパリのシンボル。シャン・ド・マルス公園の側からのエッフェル塔です。高いところにはとにかく登ってみないと気のすまない私は、大変な混雑でしたがやっぱり行列に並んで登ってしまいました。脚のところから斜めにあがるエスカレーターは、結構感動でした。

TOWERS-1-(88×141mm)

芸術の冒涜であると、パリ中を激論に巻き込んだ鉄の巨塔。複雑に入り組んだ鉄骨は、レース編みのような精緻な美しさを見せていました。特に繊細な脚部のアーチをクローズアップして。

サクレクール寺院(184×142mm)

モンマルトルの丘にそびえる白亜の大聖堂。ここのテラスからはパリ市内が一望できます。

巴里のお菓子屋さん(177×156mm)

2区にある小さなお菓子屋さん、パティスリー・ストレール。歴史を誇る名店です。キャラメリゼされたカスタードパイは嫌味がなくて日本人好みかも。店内の女神の壁画は19世紀のものだとか。手にこの店のお菓子を持っています。

シテ島の夜景(206×149mm)

セーヌ川にかかる橋からのノートルダム。夜景はむずかしいです。もっと暖かで澄んだ夜を描くのは、今後の課題といたします。

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©  Le moineau  since 4.Sep 2001

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