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フランス France
Amiens - アミアン
フランス北部ピカルディ地方の都市アミアン。 フランス最大規模を誇るゴシック様式の大聖堂は世界遺産になっていて ファサード前面に施された精緻で優美な彫刻群は、さながら“石の百科全書”。 空想科学小説の巨匠ジュール・ヴェルヌが空想の源泉とした街でもある。
雪染めのアミアン大聖堂(302×223mm) 運河に囲まれたサン・ルー地区には洒落たレストランがズラリと並んでいますが、テラス席の出ていない冬場はどことなく雰囲気も寂しげです。運河にかかる橋上は大聖堂全景を真横から望む絶好のビューポイント。
目抜き通りの サンタクロース・ハウス (215×145mm) マルシェ・ド・ノエルの屋台小屋の一画に並ぶ「サンタクロースの家」。たまたまクローズしていたようで、泣きべその坊やを一生懸命なだめるお父さん。残念だったね、楽しみにしてたのにね、きっと明日は開いてるよ。
Chartres - シャルトル
パリから在来線でほんの1時間ほどの小さな田舎町シャルトル。 世界遺産の大聖堂はゴシック建築の大傑作、 堂内を彩る172枚もの艶やかなステンドグラスは フランスで最も古く最も高いクオリティを持っている。
サンタが迎えるレストラン (223×154mm) 大聖堂南側のカテドラル広場には洒落たカフェやブラッスリーが軒を連ねています。入口で迎えてくれたサンタクロースのマネキンさん、彼の乗りものトナカイのひくソリではなくてバイクのようです。
丘の上の大聖堂(205×212mm) 中世期の石造りの家々とルネサンス期の木組みの家々とが混在する趣ある旧市街を、大聖堂が高台から見守っています。町中を流れるウール川沿いは気持ちのいい散策路、川に架かった橋の上から見上げる聖堂のふたつの塔は、ふわりと飛び立ちそうな勢いを伴って空へ天へと伸びています。
異なる双塔の大聖堂 (148×223mm) フランス各地のノートルダム聖堂の中でこのシャルトルのものが一番好きです。建造時代が違うが故にロマネスクとゴシックと様式の異なる2本の塔は絶妙なバランスを醸していて、双塔に挟まれた大きなバラ窓と優雅に融合しています。足元の観光案内所の建物にはささやかにノエルの飾りが施されていました。
Provins - プロヴァン
中世フランスがそのまま凍結保存されたような小さな城塞都市。 堅牢な城壁で囲まれた門には二重扉が施されていた跡が残ります。 雪とノエルの飾りつけも似合うけれど、青空と花と緑はきっともっと似合う町。
家路(220×220mm) 中世そのままのような旧市街の中でも、ちゃんと現代の生活の営みはあります。街全体がノエルカラーに染まる12月の普通の一日、日常の買物をすませて家路につく親子の姿がありました。
教会後陣のクリスマスツリー (94×134mm) ミニサイズながら全体シルエットとしては美しいサント=クロワ教会は、後陣と交差廊と尖塔を持っていて、きちんと十字の形をしています。後陣側の広場にはクリスマスツリーが花を添えていました。この町はちょっとした広場には必ずツリーが飾られています。
Nancy - ナンシー
ロレーヌ公・スタニスラス公爵の大規模都市計画によって18世紀に造り上げられたナンシーの街並は 絢爛たるロココ建築ときらびやかな景観装飾で街全体に優美な一体感があります。 ロココ芸術の装飾的伝統は100年後アール・ヌーヴォーへと受け継がれていきました。
スタニスラス広場の鉄線細工の門(315×213mm) 国王を称えて造らせたという街の中心のスタニスラス広場は、ロココ建築にぐるりを囲まれ、豪奢な鉄線細工で彩られた鉄柵やモニュメントを6ヶ所に持つ、絢爛たる美しさの溢れる空間です。宿泊した老舗ホテルのドゥ・ラ・レーヌと市庁舎の間の門から広場を覗き込むと、大きなツリーが見えました。
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