旅雀素描帖

イタリア Italy

Firenze - フィレンツェ

「花の都」という意味の名前を持つ古都。
たくさんの天才たちが、この街を愛して、この街に住んで、この街でルネサンスという文化の花束を完成させました。
百花繚乱。一本一本の花々はどれも色鮮やかです。

フィレンツェの夜
フィレンツェの夜(215×254mm)
ミケランジェロに「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂より美しいものは造れません」とまで言わせたというフィレンツェのシンボル。闇の中にその優美な姿を浮かび上がらせていました。この満月は私の演出。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 花の大聖堂-2-
(145×210mm)

赤・白・緑の大理石で彩られた、この流麗な建造物の景を自分のテーマにしてみたくて、もう1枚。前に描いてから2年。だいぶ作風も変化してきたようです。
サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂
(195×148mm)

トスカーナ地方の特色だという、白と深緑の石を配置した外壁がとても綺麗です。
必見と言われる「緑の回廊」は、聖堂をいったん出て脇の美術館の入り口からでないと入れません。ちょっとわかりにくいので、入りそびれてしまう人も多いようです。
サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂
ヴェッキオ宮殿 ヴェッキオ宮殿
(138×196mm)

現在は市庁舎として使われています。
ダ・ヴィンチとミケランジェロが競作した500人広間は、あまりにもあまりにも圧倒されてしまいます。
花の大聖堂
花の大聖堂-1-(190×144mm)
ドゥーモ前の広場はびっくりするほど小さいです。路地の角を曲がると、突然「出現する」といった感じにドゥーモはそこにありました。鐘楼の上から見た町並みはどの方向にも朱い屋根が続いていました。大聖堂のクーポラも同じ朱でした。
ポンテ・ヴェッキオ
ポンテ・ヴェッキオ(205×126mm)
アルノ河にかかるポンテ・ヴェッキオ。
ヴェッキオ宮殿からウフィッツィ美術館、ピッティ美術館とを繋ぐこの橋は、この街で一番芸術的な散歩道だと思います。河に向いたアーチにはメディチ家の紋章がありました。

Roma - ローマ

私が生まれて初めて足を踏み入れたヨーロッパの地は、ここローマでした。
映画「ローマの休日」に無条件に憧れていて、一番最初に行くのはここだとかたくなに決めていたのです。

スペイン階段 スペイン階段
(190×148mm)

アン王女のようにジェラートをなめながらこの階段を降りるのだと、まっさきに向かったスペイン広場。
トリニタ・ディ・モンティ教会へ続く階段は満開のツツジで埋まっていました。
肝心のジェラートですが、世界中の観光客が「まねっこアン王女」をするため、スペイン階段での飲食は禁止なんだそうです。残念、みんな同じこと考えるのね。
フォロ・ロマーノ
フォロ・ロマーノ(195×148mm)
7つの丘に囲まれた、古代ローマの中心だったというフォロ・ロマーノ。ローマをローマたらしめている古代遺跡です。2500年以上もの昔、ここには神殿や公会堂や市場が並んでいたんですね。足下に何気なくころがっている石のかけらも、かつては建物の一部だったということか…。
ポポロ広場の双児教会
ポポロ広場の双児教会(195×142mm)
北からのローマ巡礼の入り口ポポロ門を背にしてポポロ広場に立つと、双児の教会が並んでいます。真ん中をまっすぐのびるコルソ通りは、ブランド店がズラリと軒を連ねています。もしかしてローマで一番日本人の人口密度が高いのでは?
ヴェネツィア広場
(195×124mm)

コルソ通りのつきあたりはヴィットリオ・エマヌエーレ二世の記念堂のあるヴェネツィア広場。このあたりは車が四方八方から入り交じり、正面からじっくり眺めるのは結構至難の技です。交通整理のお巡りさんがいましたが、ただ立ってるだけなような…
ヴェネツィア広場
カンピドリオの丘
カンピドリオの丘(187×119mm)
カンピドリオの丘はローマの7つの丘の中で一番神聖な場所だったそうです。ミケランジェロが構想したという幾何学模様の広場に立って階段を見上げました。

Milano - ミラノ

アルプスの麓、ミラノはイタリア一活力に満ちた都市だと思います。
最先端のデザインを生みながら、それでいて
100年前そのままのような街並がそこかしこにあります。
100年前そのままのカフェで人々は議論して恋をしてカプチーノをすするのでしょうね。

ミラノのドゥーモ
ミラノのドゥーモ(210×120mm)
ミラノの象徴ドゥーモは、文字どおりミラノの中心にあります。ゴシックの尖塔が青空に突き刺さるよう。
荘厳であり、軽やかな躍動も感じます。
聖堂の裏側に、屋根に登るエレベーターの入り口がひっそりとありました。尖塔の隙間から覗いたドゥーモ広場にはたくさんの人々とたくさんの鳩たちがいました。
スフォルツァ城 スフォルツァ城
(140×188mm)

地下鉄駅を出ると、ロータリーの向こうにスフォルツァ城が燦然とありました。塔をくぐって城壁に囲まれた中庭に立てば、空想は拡がるばかりです。
栄枯盛衰の夢のあと…

 Prev | Top | Next


©  Le moineau
http://moineau.fc2web.com/