イタリア Italy -part1-

Venezia - ヴェネチア

知らぬ人はおそらくいない、世界に名だたる水の迷宮都市。
車のないこの街は、警察も消防も郵便もごみ回収も、すべてが船でやって来る。
古くから商人たちを集めた活気あふれた街は、今は世界各地の観光客を惹きつけ賑わう。


リアルト橋(313×210mm)

街の中心を逆S字の形に横切る大運河にかかる橋は、わずかに3つ。その真ん中、幅が一番狭くなるところにアーチ型の白い大理石のリアルト橋は架かっています。回廊風の橋の上はショッピングアーケード。橋の上にも周辺にも人々がたくさん、運河を行き交う船もたくさん。

黄昏(229×153mm)

ヴェネチア誕生の瞬間から、人々の交通手段はゴンドラでした。かつて10000艇以上あったゴンドラも、今は観光用の500艇のみ。優雅に滑るゴンドラは、この街の風景にはなくてはならない小道具です。

水の都─マッジョーレ島を望む
(224×145mm)


サン・マルコ広場対岸のサン・ジョルジュ・マッジョーレ島は、まるで水面に浮かんでいるようで、「水辺の貴婦人」とも称されます。運河に揺蕩うゴンドラと合わせて、紛うことなきヴェネチアの代表的風景のひとつです。

Firenze - フィレンツェ

「花の都」という意味の名前を持つ古都。
たくさんの天才たちが、この街を愛して、この街に住んで、
この街でルネサンスという文化の花束を完成させた。
百花繚乱── 一本一本の花々はどれも色鮮やかです。


フィレンツェの夜(215×254mm)

ミケランジェロに「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂より美しいものは造れません」とまで言わせたというフィレンツェのシンボル。闇の中にその優美な姿を浮かび上がらせていました。満月を描いたのは私の演出。

花の大聖堂-2-(145×210mm

赤・白・緑の大理石で彩られた、この流麗な建造物の景を自分のテーマにしてみたくて、もう1枚。前に描いてから2年。だいぶ作風も変化してきたようです。

花の大聖堂-1-(190×144mm)

ドゥーモ前の広場はびっくりするほど小さいです。路地の角を曲がると、突然「出現する」といった感じにドゥーモはそこにありました。鐘楼の上から見た町並みはどの方向にも朱い屋根が続いていました。大聖堂のクーポラも同じ朱でした。

ヴェッキオ宮殿(138×196mm)

フィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、現在も市庁舎として使われています。ダ・ヴィンチとミケランジェロが競作した500人広間は、あまりにもあまりにも圧倒的。

サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂
(195×148mm)


トスカーナ地方の特色だという、白と深緑の石を配置した外壁がとても綺麗です。必見と言われる「緑の回廊」は、聖堂をいったん出て脇の美術館の入り口からでないと入れません。ちょっとわかりにくいので、入りそびれてしまう人も多いようです。

ポンテ・ヴェッキオ(205×126mm)

アルノ河にかかるポンテ・ヴェッキオ。ヴェッキオ宮殿からウフィッツィ美術館、ピッティ美術館とを繋ぐこの橋は、この街で一番芸術的な散歩道だと思います。河に向いたアーチにはメディチ家の紋章がありました。

Roma - ローマ

私が生まれて初めて足を踏み入れたヨーロッパの地が、ここローマ。
映画「ローマの休日」に無条件に憧れていて、
一番最初に訪れるのはここだとかたくなに決めていたのだ。


ヴァチカン遠望-ウンベルト橋上から-(177×172mm)

テヴェレ川にかかるウンベルト橋から西を眺めると、彫像で飾られたサンタンジェロ橋の向こうにヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えます。ここからヴァチカンまでのアプローチはとてもドラマチックです。

スペイン階段(190×148mm)

アン王女のようにジェラートをなめながらこの階段を降りるのだと、まっさきに向かったスペイン広場。トリニタ・ディ・モンティ教会へ続く階段は満開のツツジで埋まっていました。肝心のジェラートですが、世界中の観光客が「まねっこアン王女」をするため、スペイン階段での飲食は禁止なんだそうです。残念、みんな同じこと考えるのね。

フォロ・ロマーノ(195×148mm)

7つの丘に囲まれた、古代ローマの中心だったというフォロ・ロマーノ。ローマをローマたらしめている古代遺跡です。2500年以上もの昔、ここには神殿や公会堂や市場が並んでいたんですね。足下に何気なくころがっている石のかけらも、かつては建物の一部だったということかしら。

ポポロ広場の双児教会(195×142mm)

北からのローマ巡礼の入口ポポロ門を背にしてポポロ広場に立つと、双児の教会が並んでいます。真ん中をまっすぐのびるコルソ通りは、ブランド店がズラリと軒を連ねています。もしかしてローマで一番日本人の人口密度が高いのでは?

ヴェネツィア広場(195×124mm)

コルソ通りのつきあたりはヴィットリオ・エマヌエーレ二世の記念堂のあるヴェネツィア広場。このあたりは車が四方八方から入り交じり、正面からじっくり眺めるのは結構至難の技です。交通整理のお巡りさんがいましたが、ただ立ってるだけなような……?

カンピドリオの丘(187×119mm)

カンピドリオの丘はローマの7つの丘の中で一番神聖な場所だったそうです。ミケランジェロが構想したという幾何学模様の広場に立って階段を見上げました。

Milano - ミラノ

アルプスの麓、ミラノはイタリア一活力に満ちた都市だと思う。
最先端のデザインを生みながら、それでいて
100年前そのままのような街並がそこかしこにある。
100年前そのままのカフェで人々は議論して恋をしてカプチーノを啜るのだろう。


ミラノのドゥーモ(210×120mm)

ミラノの象徴ドゥーモは、文字どおりミラノの中心にあります。ゴシックの尖塔が青空に突き刺さるよう。荘厳であり、軽やかな躍動も感じます。聖堂の裏側に、屋根に登るエレベーターの入り口がひっそりとありました。尖塔の隙間から覗いたドゥーモ広場にはたくさんの人々とたくさんの鳩たちがいました。

スフォルツァ城(140×188mm)

地下鉄駅を出ると、ロータリーの向こうにスフォルツァ城が燦然とありました。塔をくぐって城壁に囲まれた中庭に立てば、空想は拡がるばかりです。栄枯盛衰の夢のあと……

Tivoli - ティボリ

ローマの地下鉄終点駅からバスで約50分、
丘陵地帯にあるティボリは、古代ローマ時代から皇帝や貴族の別荘地。
豊かな水と緑の中に点在する3つの優雅なヴィラ(別荘)は、1999年に世界遺産となった。


糸杉の小径(150×218mm)

ヴィラ・アドリアーナは、ティボリの中心から5kmほど離れています。ローマに戻る市バスのバス停近く、糸杉の立ち並ぶ農家の門がありました。多分、門です。番地のプレートと表札がありましたから……

ヴィラ・デステ(152×221mm)

エステ家出身の枢機卿イッポリート・デステが、失脚して隠遁する際、建造したヴィラ・デステは贅を尽くした噴水庭園。元々の修道院を改築したもので、回廊を下っていくと、趣向を凝らしたさまざまな噴水で彩られる庭園が拡がります。訪れた季節は秋。黄葉した木々は美しかったのですが、噴水にはやはり、夏の濃い緑の方がいっそう似合うように感じます。

ヴィラ・アドリアーナ(221×154mm)

ハドリアヌス皇帝が、視察旅行で旅した名所を再現したというヴィラ・アドリアーナ。彼の死後、徐々に忘れ去られ、盗堀や破壊で荒れ果てたこの別荘は、 1800年もたった現在、ようやく彼の夢見た世界を見せてくれました。まだまだ発掘途中とのこと。エジプトの神殿を模したというカノプスは庭園の一番奥、彫刻群と池の対比が静かな美しさです。

Assisi - アッシジ

「イタリアの緑のハート」ウンブリア州。
緑あふれる豊かな自然の中に、聖フランチェスコは生まれ、
彼を慕って巡礼に訪れる人々の絶えない小さな街アッシジはひっそりとある。
1997年の地震による大被害からも、復興は進み、教会などは数年後にはほぼ修復は終わっていた。
これから新しい世紀を刻む建物や街にエールを送りたい。


聖なる町の陽と翳(308×226mm)

聖フランチェスコ聖堂から土産物店の並ぶ通りを下ってくると、壁にマリアさまのある二叉路に出ます。下り坂の先には夏の陽光に輝く聖ピエトロ教会。深い影を落とした上り坂の先にはどこへ続いているのでしょう?

ホテル・ジオット(207×148mm)

アッシジで宿泊したホテル・ジオット前の展望台から。折しも季節は秋。城壁や折り重なる家々の屋根、それを縁取る緑と黄色に色付いた大地は、絵本の世界のよう。ぜひ最低2泊して、穏やかな夕暮れや静かな朝の雰囲気をゆったりと味わいたい街です。

聖フランチェスコ教会(145×212mm)

ロザリオや絵葉書などの土産物が並ぶ通りを抜けると、この街の象徴・聖フレンチェスコ教会が姿を現します。地震で粉々になった天井画は、ほぼ完全に修復を終えていました。世界中からボランティアが集まり、ジグソーパズルのように破片を繋ぎ合わせたそう。

アッシジの街角(143×204mm)

本当に清潔な雰囲気の街です。ゴミなどが少ないという意味でなく(実際少ない)、流れる空気じたいが清冽でした。建物は、地域特産のほんのりバラ色がかった白茶の石で築かれ、曲がりくねった細い路地や小さな階段には、そこここにフランチェスコの精神が息づいているよう。

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