イタリア Italy -part2-

Bologna - ボローニャ

アペニン山脈とポー川の間に位置するエミリア・ロマーニャ州の州都。
西欧最古の大学のある歴史的な学芸都市であるとともに
数々の国際見本市が絶えず開催される新しく躍動的な街でもある。


ポルティコのある広場(320×220mm)

定番スポットのボローニャ大学でもなく、斜塔でもなく、大聖堂でもなく、ちょっとひねくれてS.ステファノ広場を題材に選びました。赤い町、ポルティコの町、どことなくフランス的な小粋さのある赤いシェードなどなど、個人的にはかなりボローニャらしさが描けたなあと思っているのですが。

ネットゥーノの泉とボローニャ市庁舎
(146×214mm)


ネットゥーノ(ネプチューン)の噴水はイタリア中あちこちの街にありますが、ほとんどが白っぽい大理石のもので、優美な雰囲気があります。ボローニャのネットゥーノは黒っぽいブロンズ製なせいもあるのか、なんかマッチョで精悍でイケメンな感じがしました。感想そこかよ、っていう……


Ancona - アンコーナ

イタリア中部のアドリア海に面した港湾都市アンコーナは、
古代ギリシア人によって築かれた都市に起源を持ち、中世には海洋共和国として繁栄した。
観光地としてはちょっとマイナーだが、ギリシャやクロアチアへの船のフェリーの寄港地になっている。


夕暮れの出航(316×176mm)

クロアチアのスプリットまで11時間かけてアドリア海をフェリーで渡りました。出航時刻と日没時刻がちょうどリンクして、赤く染まったアンコーナの町と港、海上での日没ショーとを堪能しました。小高い丘のてっぺんからはサン・チリアコ大聖堂が町と海とを見下ろしています。


Civita di Bagnoregio - チヴィタ・ディ・バーニョレージョ

日本でもここ数年の間に人気のあがってきた小さな小さな分離集落。
『il paese che muore(死にゆく町)』という悲しい名称を持つ、見捨てられ廃墟になっていく過程にある町。
地震と浸食によってかろうじて残った町の高台部分を繋ぐのは、深い谷を跨ぐ橋だけの文字通りの陸の孤島。


天空の村(313×221mm)

死にゆく町、滅びゆく村は数多くあるけれど、その言葉の持つ切なさをよりドラマチックに際立たせているのは、この村のビジュアルによるところが大きいと思います。
実は同じアングルで5枚描きました。緑と青空の明るさと、どこか荒涼とした索漠さと、そういうものがうまく出せなくて……。5枚目で終わりにしたのは、納得したというより「もうムリ! いいや、これが限界、やめやめ!」といういうわけです。

初夏の陽光(147×214mm)

とりたてて特徴のない小さな田舎町のバーニョレージョ中心部から町外れまで1.5km、さらに300m以上の長い橋を渡って谷を跨ぎ越して、ようやく天空の町の入口に辿り着きます。昼間のチヴィタ・ディ・バーニョレージョは、「死にゆく」という形容詞にはそぐわない、多くの人の集まる明るい観光地でした。

昼下がりのお店番(143×215mm)

バーニョレージョの生活圏の路地の小さな八百屋さん。シエスタの時間帯、一応店を開けてはいるものの、やる気のないことはなはだしいです。ヘンな顔の猫が描きたかったのですが、思っていた方向とは違うヘンな顔になってしまいました。

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