台湾 Taiwan

Taipei - 台北

アジアのどの都会でもそうだけれど、台北もまた、古さと新しさが絶妙に共存している。
高層ビルの隙間に極彩色の廟があり、大通りの一本裏には露店の並ぶ路地があり、
高級ブティックのすぐ脇に湯気をたてる屋台が店開き。


猫空車站でバスを待つ(212×144mm)

台北の郊外、鐵観音茶の産地・猫空は、「マオコン」と読みます。山の中に広がる茶畑のあちこちに茶農家の経営する茶藝店があり、自然の中で美味しいお茶を飲みながら茶葉料理やお菓子を食べて、のんびりできる場所です。
ロープウェイがつながってアクセスが便利になった分、今は観光客が多くなりすぎちゃったかな? 見晴らしのいい場所にあったこのバス停も、今は展望台になっています。バスを待つのは在りし日の母。

青天白日満地紅(208×153mm)

故・蒋介石総統を記念して建てられた中正記念堂。広大な公園の中にあって、小さく見えますが高さは70mもあります。ちなみに階段は89段。彼の死去した年齢と一緒です。「青天白日満地紅」とは台湾の国旗の意味。青い瑠璃瓦の屋根、白い大理石の壁、庭園の赤い花で、国旗を象徴してもいるそう。中華建築でありながら清清しい印象のこの建造物、私は大好きです。

Jioufen - 九分

台北から電車とバスを乗り継いで辿り着く、海に面した山間部の小さな小さな町。
石段や薄暗い路地には、レトロな台湾の雰囲気がそのまま残っている。


悲情城市(148×220mm)

映画『悲情城市』の撮影に使われた場所。赤い提灯の並ぶ急な石段は、この小さな町を縦に貫いています。宮崎駿が『千と千尋の神隠し』の舞台のモデルにしたとの噂も……。名言してはいませんが、夕刻の観光客もまばらになる時間帯にここに立つと、それが本当なのだと確信します。降水確率90%の雨の多い町でもあります。強い雨の降る夕暮れ時、びっしり埋まった観光客が一掃されて、本来の町の顔を見ることが出来ました。雨は、赤い灯と狭い石段によく似合います。

Taichun - 台中

台湾第三の都市と呼ばれる台中は、
都会ながらもどこかローカルな雰囲気を残している。


旅のテーブル─茶藝店「無為草堂」にて
(93×138mm)


大通りに面していながら、見落としてしまいそうなひっそりと小さな門をくぐると、そこにはゆったりと穏やかな空気の流れる空間があります。400坪もの敷地の中央の池を二階建ての木造建築が何棟も取り囲み、その一室で美味しいお茶請けをつまみ、香りのいいお茶を飲みながら、ゆったりのったりまったり時間を過ごします。

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