Le moineau 番外編

2012年10月27日

 
     
 

セントラルパークをがっつり散歩

「ハリケーンが来そうなんだよね」日本を発つ時にMちゃんにかけた電話でそう言われた。
「ハリケーン来るんだよね、これから」NYに到着した時にMちゃんにそう言われた。
後に日本でも報道されたから知る人も多い大型ハリケーン「サンディ」は、キューバやジャマイカ、ハイチなどのカリブ海諸国で暴れ回っている最中だった。どうやらこの暴れん坊はこの勢いのまま大西洋を北上してアメリカ東海岸に上陸してガンガン暴れてやろう……と、そういうつもりらしい。
まだ数百kmも離れた場所にあるので、空は晴れ渡り風も穏やかで、街全体に緊迫した雰囲気はまるでなかった。

「ハリケーン、来るってさ。明日はパークも閉鎖されちゃうかもね」(折れた枝が落ちてきたり樹が倒れたりすると危ないから)
「きっと紅葉もこれで一気に終わっちゃうね」(雨風に全部たたき落とされてしまうから)
……となると、秋色に染まったセントラルパークを堪能するのは今日しかないではないの。昨日もバスと徒歩で横断してはいるけれど「堪能した」にはほど遠い。今日は土曜日で休日なので、もともとワンコたちの散歩は長いのだけど、明日以降引きこもらなければならない可能性も考えて、午前中いっぱいがっつり運動させてあげるそうだ。私もMちゃん夫婦と彼らの娘たちの散歩にくっついていくことにした。みんなで揃って7時40分に出発!

マンハッタンで働き暮らす人たちのオアシスセントラル・パーク Central park [WEB] は南北4km、東西0.8kmもの広さがある。パーク内に入るなりMちゃんたちはワンコたちのリードを外し、彼女たちを自由に解き放った。朝9時までと夜9時以降はノーリードでいいんだって。道理でセントラルパークにはドッグ・ランがないはずだ。必要ないものね。
樹々の間にところどころ砂地になった広いスペースがあり、ワンコたちはここでボール遊びを楽しむ。顔見知りのワンコ仲間が集まってくるのは日本での光景と同じだけど、顔見知りでなくても勝手に混じって一緒に遊ぶ通りすがりのワンコもいる。「あんた、どこのコよ!」とか「勝手にウチの○○ちゃんのボールに触らないで!」とか、飼い主もワンコもこれっぽちも思わず拘らず、自由だ。

高層ビルの林を抜けて紅葉した樹々の林へと入っていく

パーク内は結構起伏に富んでいて、交差した道には橋が架かっている。自動車道を跨ぐ橋もあったり、何の意味があるのかよくわからない橋もあったり

大きな岩盤によじ登ると眼下にスケートリンクを見下ろせる。ちびっこホッケーチームが練習したりしていた。夏場はミニ遊園地になるんだって

ワンコたちにひとしきりボール遊びを堪能させた後、Mちゃんたちは私のためにパーク南半分のビューポイントを廻ってくれるらしい。まだまだ遊び足りないワンコたちだけど、ノーリードなおかげで側面の丘を駆け上っては駆け下り、適当な枝を拾ってきては投げてもらうことを要求し、それを追いかけてぐるぐる走り……と自由自在縦横無尽。人間も一緒に走って息をゼイゼイ切らす必要はない。のんびりフラフラそぞろ歩きのスピードで散策を楽しんで大丈夫。

この岩盤の上は、かなりのベストビュー・ポイント。よじ登ってきた甲斐があった

見晴らしのいい岩盤によじ登ると、この季節はもうスケートリンクになっているウォールマン・リンク Wollman Link が見下ろせる。
そこから北上していくとシープメドウ Sheep Meadow というエリアがあって、ミッドタウンのビル群を背景に気持ちのいい芝生が広がっている、パークを象徴するおなじみの光景。樹々は紅葉しているというのに芝は青々としていて、まだ朝早いから閑散としているけど、今日は土曜日だし、もう少ししたらピクニックや日光浴を楽しむ人たちで埋まるのかしら。ハリケーンが来ちゃう前にね。

「この辺りの紅葉が一番鮮やかで色とりどりなんだよ」とMちゃん。確かに! オレンジの色が燃えるよう

「ザ・モール」はパーク内唯一の真っ直ぐな道。黄色く色づいた楡の並木道だ

東に向かっていくとパーク内で唯一の直線並木道ザ・モール The Mall。ここもいろんな映画に登場しているスポットね。幅広の道の両側に並ぶのは大きな大きな楡の樹、ところどころにベンチが据えてある。もやるような新緑の季節も、鬱蒼とした影を落とす真夏の季節もとても綺麗だというけれど、光と影のコントラストが増してくる紅葉の並木道もとてもとても素敵。

モールを北へ抜けていくと、上下二層のテラスになったベセスダ・テラス Bethesda Terrace で、下層部分には円形広場があり、天使の像が中央に立つベセスダ噴水 Bethesda Fountain がある。モールからベセスダ・テラスへと続く一帯はNYというよりはヨーロッパ的な雰囲気が漂っている。
噴水の広場に辿り着くわずか前に9時になった。犬の飼い主たちがいっせいに首輪にリードをつけ始める。もちろんMちゃんたちも。ワンコたちもちゃんとそれを理解している感じ。
「監視員が厳しく見回っているからね。バシバシ注意されちゃうんだよ」

テラスの下層部分に通じる階段には、さまざまな種類の動物の彫刻が施してあった。全部違うので、思わずひとつひとつ撮影してしまった。やっぱり雀(らしきもの)がお気に入り

この広場周辺は、週末にはストリートパフォーマーも多いとのこと。でも今日はハロウィンを迎える週末(実はハリケーンを迎える週末だったわけだけど)なのでパンプキン・フェスティバル Pumpkin Festival なるものが催されるらしい。カボチャをあしらったオレンジ色のフラッグがそこここに掲げられていて、並んだ屋台が準備を始めている。
オバケ屋敷なんかもあるのかな、仮装してイベントに参加するのかな、テントの中ではどうやらオバケがメイク中。
「通りすがりにチラ見したら、すっごいメイクの人いたよ。見た?」
「えっ、見てない。どこ? どのテント?」戻ってさり気な〜〜く覗き込む。
「見た見た見た!」
「見そびれたッ! よしもう一度!」
野次馬化する私たち。
赤いトラックの横を通りかかるとポップコーンの袋を手渡された。無料配布してるんだって。へええー太っ腹。

メープルシロップの直売屋台。ボトルのサイズもさまざまだけど、AランクBランクなどの等級別に分かれ、ダークやミディアムなど味も選べるらしい。300mlのAランクのミディアムのものを買ってみた

湖畔の朝食と路上マーケット

ベセスダ噴水の北側に広がる大きな湖がザ・レイク The Lake 。湖沿いをしばらく歩いていくと、湖を二つに分断する地点にボウ・ブリッジ Bow Bridge という白い橋が架けられていて、パークの東側と西側が両方見渡せるのだ。色づいた樹々と摩天楼とが映り揺れる水面を野生の鴨たちがのんびり泳いでいる。あのダコタ・ハウス Dakota House の特徴ある三角の屋根もよく見える。うーん、当たり前すぎるけど、ここがセントラルパークの一番の有名ポイントかも……? 少なくとも写真撮影スポットとしては絶好。

パーク主催のガイドツアーなどもあるらしく、ガイドが10人程度の観光客を引き連れて説明している光景にも出くわした。「あれがダコタ・ハウスで、ジョン・レノンとオノ・ヨーコがどうしたのこうしたの……」などの単語が漏れ聞こえてくる。いたるところにプレッツェルやホットドッグやアイスクリームなどの屋台も出ている。そういえばそろそろお腹が空いてきたような気がするかしら。

ということで、レイク沿いのカフェで休憩がてらコーヒーとデニッシュの朝食をとることにした。カフェといっても、ドリンクと軽食を売っている屋台に毛のはえたようなスタンドなんだけど、道より一段高くなった木陰のテラスにテーブルと椅子をいくつか並べた簡素なもの。店舗の形になっているボートハウス・レストランの方ならもう少し料理っぽいものもあるらしいけれど、見晴らしはこっちの方がずっといいからね、とMちゃんは言った。
「それにね、この店のお兄さんはね、とってもワンコ好きなのよ」
レジの横の小さなカゴには、“ご自由にどうぞ”なドッグビスケットが入っていた。ああ、これはワンコたちも嬉しいね。

チョコクロワッサンは激甘だったけど、チーズデニッシュはそこそこ塩気が効いて香ばしいといえなくもなかった。まあ、スーパーの袋入りのチーズデニッシュ程度のお味なんだけど、空腹と歩き回った適度な疲労感と、加えてこのロケーションで頂くのであれば十分に美味しい。水面を吹き渡る風はとても心地よく、でも15分か20分も座っているとじんわり腰の下から底冷えてくる。昨日も今日もNYの10月末にしてはかなり気温が高め(ハリケーンが近づきつつあることとの因果関係はあるのかないのかわからないけど)ではあるけど、確実に秋は深まっていることを実感した。

「ザ・レイク」の水面に映る錦繍と摩天楼

木陰のテラス席で朝ごはん。ロケーションがデニッシュとコーヒーの味を三倍増しにしてくれる

パーク内にはリスもたくさんいて、しょっちゅう出会える(ポインタを乗せると拡大します)

アパートメントへ帰る途中、ちょっとだけ回り道してMちゃんの買い物につき合う。週末は路上に新鮮な産直野菜を売るファーマーズ・マーケットが出るんですって。
「昨日のスーパーにはいい人参なかったからね」と、Mちゃんが野菜を選んでいる傍らで私はぶらぶらと物見遊山して廻る。やっぱりハロウィンが近いからなのか、鮮やかなオレンジ色や黄色のカボチャがたくさんあり、葉もの野菜が多い店、鉢植えを売る店などなど、さまざまの屋台が並んでいる。

その中の一軒、リンゴをたくさん積み上げた店先には大きな銀色の寸胴が置かれ、甘い香りが立ちこめホカホカとした湯気があがっている。段ボールの切れ端に手書きで書かれた Hot Apple Cider の文字。ああ、これ、NYの冬の風物詩って聞いたことある。アップルサイダーといっても炭酸ではなく、リンゴジュースを温めて蜂蜜やスパイスなどを加えたもの。美味しそう、これはリンゴ農家の自家製なのね。1杯$2と値段も手頃なので買ってみた。白濁した金色の液体が大ぶりの紙コップになみなみと注がれ、両手で包み込んだ隙間から優しく柔らかな香りがふわりと立ちのぼってくる。果汁はかなり濃厚。リンゴ本来の自然な甘み、かすかな酸味、わずかに加えられたスパイス(クローブとかシナモンじゃないかと思う)のあるかなきかの風味……そこに温かさも加味されて鼻にも喉にも舌にもとても心地いい。うわー、コレ、かなり美味しいわぁ! 気に入っちゃった、私。NY到着初日からはだいぶ良くなってはきたもののまだ痛む喉にも優しいし、なにしろ身体がホカホカ暖まる。

>> 実はNY近郊ってリンゴ農家が多いそうだ。ニューヨーク州ってワシントン州に次いでリンゴ生産量が2位なんだって。ちなみに首都のワシントンD.C.ではなくてワシントン州ね。そういえばNYのことビッグ・アップルっていうよね、リンゴの産地とは知らなかった……

通りがかりのレストランのハロウィン・ディスプレイ。扉の脇に特大カボチャがごろんと置いてあるだけ。もうちょっとどうにか出来なかったのかしら??

路上のファーマーズ・マーケットは新鮮な野菜がいっぱい。ハロウィンだから、いろんなカボチャがたくさんある

その後、ペットグッズのショップにも立ち寄った。パークを出てからぐるぐるまわったので、私にはこの辺りが何番街なのか何丁目にいるのか、どこかに向かっているのか帰ろうとしているのか、全然わからなくなってしまっていたのだけど、途中でワンコたちのテンションがちょっと上がって心持ち早足になってきた。
「この道は『Petoco』(ショップの店名。市内に何店舗も支店があるそう)に向かう道だからね」
ここにも“ご自由にどうぞ”なワンコのおやつが置いてあるからだそうで。そうね、嬉しいわね。

Mちゃん宅に帰り着いた時にはもう11時半になっていた。うわー、よく歩いたこと!

ゆったり土曜の午後、何しよう?

Mちゃんは今日はZ夫妻の案内はないので、午後は私の行きたいところにつき合ってくれるそう。それならばとグッゲンハイム美術館 Guggenheim Museum [WEB] を提案した。お客さまをNY案内するとなると、自由の女神にも見なくちゃロックフェラーセンターの展望台にも登らなくちゃ買い物だってしなくちゃで、美術館はMetとMoMAを押さえるので精一杯。必然的に彼女はこの2つの美術館には何度も何度も何度も行くことになるので、年間会員になっている。だから、この2つの美術館に関しては、私ひとりで勝手に行くことにして彼女をつき合わせる気持ちはなかった。私はMetとMoMA以外にはノイエ・ギャラリーとフリック・コレクションという小さな美術館とグッゲンハイムに行くつもりだったのだけど、Mちゃんはグッゲンハイムにだけはまだ行ったことがないそう。じゃ、ちょうどいいじゃない、一緒に行こう!

途中で軽く腹ごしらえをすることにした。今日の夕食はMちゃん夫妻とレストランに行く予定になっている。だから昼ごはんであんまり満腹にならない方がいいね。
「パニーニの美味しい店があるよ。そこにする?」
うーん、パニーニも魅力的だけど……ノイエ・ギャラリー併設のカフェ・サヴァスキーに行ってみたいな。ここは20世紀初頭のオーストリア&ドイツの作品を集めた邸宅美術館で、だからカフェもウィーン風なのだ。下調べの段階でここには行きたいと思っていたし、Mちゃんにも行ったことあるか聞いてみた。
「カフェ・サヴァスキーは雰囲気いいから、ひとりでゆっくり本読んだりしたい時に行ったりするよ。窓辺の席とか落ち着くの。ソーセージが美味しいよ」
「ザッハトルテは?」
「ああ、それも結構本格的。ちゃんとウィーン・スタイルのケーキだよ。そりゃあデメルのとかには負けるけど」Mちゃんはスイーツに関しては一家言持っているので、彼女の舌がそう認定したのなら間違いない。よし、決まった! ヨーロピアンなカフェで、ソーセージを二人でシェアして、ザッハトルテとウィンナ・コーヒーのデザート、それからグッゲンハイム!

美術館や博物館が多いマンハッタン内でもアッパー・イーストの5番街沿いには特に集中していて、82丁目から105丁目までの1マイル(ホントは1マイルよりちょっと長いらしいけど)をミュージアム・マイル Museum Mile と呼ぶそう。ノイエ・ギャラリーもグッゲンハイムも、昨日行ったメトロポリタン美術館も、大小合わせて10軒も。
Mちゃん宅からこのエリアに行くのはバスを乗り継ぐのが便利だとのこと。私も昨日一回使ってみたけど、マンハッタン内の移動は意外に地下鉄よりバスの方が使い勝手がいいんだって。

まず、路線がシンプルであるってこと。碁盤の目タウンなNY。バスの基本ルートは東西をストリート沿いに走るクロスタウンか、アベニューを南下するダウンタウン、アベニューを北上するアップタウンの3種類で、ほとんどが直線移動。単純に縦移動や横移動したい時はとても便利なわけ。確かにNYの地下鉄って何路線かが平行してたりして意外に“網の目”にはなってないのよね。
バス停が多いっていうのもポイント高いみたいで、各バス停の間隔は徒歩5分程度。バスの中から目的地が見えて慌てて降車ボタンを押してもそんなに遠くには行かないってわけ。1つくらい間違えてもたいして歩かずにすむし。ちなみに、マンハッタンのほとんどの道は一方通行で、偶数ストリートは西から東、奇数は逆に東から西になっている。偶数アベニューは上りで奇数は下り。あくまで原則的にであって例外もいっぱいあるけれど、これを理解しているとバス停位置の見当などもつけやすくなって、移動がグンと楽になるんだって。

5番街の『バーグドルフ・グッドマン』(セレブ&エグゼクティブ御用達デパート)には建物全体にリボンがかけられてラッピングされていた。向かい側はルイ・ヴィトン

5番街まで東方向に横移動する。バスはメトロカードかコインでのみ乗れるんだけど、昨日カードをなくしてしまった私。Mちゃんのカードを連続で機械に通してみたら、それで2人分の支払いがOKだった。
5番街 5th Ave.──いわゆるショッピングストリートとして私たちが認識しているエリアは49丁目から59丁目の10区画くらいの範囲。「5番街でお買い物」といったらセレブな方々に混じって超高級ブランドショップで優雅に品定め……みたいに思い込んでいたけれど、最近はカジュアルやファスト・ファッションのショップもたくさん軒を連ねていて、こっちの方が威勢がいい感じ。GAPやForever21、欧州勢ならH&MとかZaraとか。ユニクロも最近出店したよね。5番街は奇数だから南方向への一方通行なので、北上したい私たちは一区画分を歩く。パーク・アヴェニュー(4番街)との間にマディソン・アヴェニュー Madison Ave. があって、ここを走る路線が北に向かっている。バスの窓から立ち並ぶショップの看板を見ていたけど、実際に超高級ブランドが多く集まっているのは5番街よりマディソン・アヴェニューの方だ。

85丁目で下車。目指すノイエ・ギャラリーはヨーロッパの貴族の城館ふうなしっとりと落ち着いた風情の建物だ。ウィーン世紀末美術や20世紀初頭のドイツやオーストリアの作品を集めた美術館らしく、門扉やエントランスホールはアール・ヌーヴォー(オーストリア&ドイツだからユーゲント・シュティールかな)ふうの装飾で彩られている。ところが、ドアマンに今日はカフェのみの利用は出来ないと断られてしまった。土曜日だからかな……
頭の中がすっかり“ヨーロピアンなカフェでランチ”モードになっていた私とMちゃんは咄嗟に代替案が浮かばなかった。だったら、5番街近くでMちゃんおススめのパニーニ食べてくればよかったね。でも、グッゲンハイムにもカフェくらいあるでしょ。

白亜のかたつむり、グッゲンハイム

グッゲンハイムまではたった3ブロック、5分も歩かないうちに白い螺旋状の建物が見えてきた。日本でも帝国ホテルの建築などで知られる巨匠フランク・ロイド・ライトによる“巨大な渦巻き”は、50年以上も経っているとは思えないほど周囲を圧倒して異彩を放っている。
ミュージアム併設の『The Wlight』[WEB] というレストランは、かなりしっかり食事出来そうな店だったので、館内のカフェテリアかスタンドバーで軽くすませることにした。

何の予備知識も事前情報もないままに来てしまったのだけど、ちょうど『Picasso Black & white』という企画展を大々的に開催しているところだった。白と黒のピカソ? うわあ、これは面白そう! 外観で螺旋になっていた渦巻きは、内部では最上階(6階)まで吹き抜けになっている中央ホールを取り囲む渦巻き状のスロープになっている。鑑賞者の一連の流れとしては、まずエレベーターで6階まで上がり、緩やかに下りながらくまなく作品を鑑賞して歩くようにデザインされているわけ。1階の受付で$22のチケットを買った私たちは、本格的に鑑賞を始める前に館内のカフェに一目散に向かった。

突然出現する白く巨大な逆さかたつむり。正確にはソロモン・R・グッゲンハイム美術館、世界各地にいくつかあるグッゲンハイム美術館のひとつ

お値段ちょっと高めだったけど、かなり美味しかったサンドイッチとカフェラテ。コーヒーはちゃんとillyのものだったし……

3階にあったのはエスプレッソバーのような小さなスペースで、オフホワイトでモダンな空間ではあるけれど、椅子もカウンターもテーブルもスタイリッシュすぎて寛げる要素はこれっぽっちもなかった。ミュージアム内のカフェだからか値段はちょいと、いやずいぶんお高めで、サンドイッチが$9、カフェラテも$5もする(路上のフードトラックでは$2くらいのサンドイッチなんてのが売ってるからね、それに比べてという話)。
ハムチーズサンド1個をMちゃんと半分こすることにしたのだけど、これが予想外に美味しかったのは二人でびっくり。ほどよい塩加減のハムも美味しいし、マスタードバターも良いものを使っているようだし、何よりパンがきちんとして美味しいのがポイント高い。カフェラテもちゃんとビターなエスプレッソがベースになっていた。おかげで「ボッタクリやがって」という気持ちは持たずにすんだ。

スタイリッシュすぎる椅子は背が高すぎ座面が小さすぎてお尻が落ち着かないし、カウンターテーブルは10cmくらいの幅しかなくて狭すぎだし、空席待ちの人たちの視線がガシガシ痛いしで、私たちは速攻で食べ終えて席を立った。

カフェの手前にはカンディンスキー・ギャラリーがあって、数点の作品が展示してある。
「NYの人たちってカンディンスキーが好きみたいなんだけど、私、この人の絵ってよくわかんなくて」とMちゃんが呟く。私はカンディンスキーは結構好き。でも、わかんないよ。ていうか、絵がわかるってどういうことなのかわからないし。「わあ、綺麗」とか「なんか好き」とか思えばいいんじゃないのかなあ?

白と黒のピカソ

カフェを出て私たちはエレベーターで最上階まで上がり、いよいよ鑑賞スタート。いきなり結論を言ってしまうと、ピカソ大好きな私にとって、これはもう素晴らしい素晴らしい企画展。昨日Metで見たウォーホルの企画展もなかなかと思ったけど、こちらは自分の興味と好みがドンピシャで重なっているんだもの。

タイトル通り、ピカソのデッサンや絵画のうち白黒作品のみに焦点を置いているという超珍しい展示。モノトーンの作品ばかり(彫刻が数点あるけど)が100点以上ある。そりゃあピカソは凄まじく多作だ。91歳で没するまで怒濤の勢いで創作し続けていたから、世界中にピカソの作品はたくさんたくさん存在している。私はピカソの追っかけをしたいけれど、とても追いきれないくらいある。でも、いくらなんでも白黒作品だけで美術館ひとつ埋め尽くせるわけないでしょ、デッサンとかエスキースとかばっかりでお茶濁してたら怒るわよ、などと思って見始めたら……これがあるんですね。美術館ひとつ埋め尽くす分量の白黒作品が!

後で知ったことだけど、この企画展は企画を立ち上げてから実現まで7年を費やしたそうで。
螺旋状のスロープを伝って鑑賞しながら降りてくるという美術館の特徴に合わせて、一番最初の作品は最晩年のもので、下へ行くほど時代が若くなっていくという構成になっていた。ピカソはめまぐるしく作風が変化した作家だけど、モノトーン作品だけでその変遷を忠実に追いかけているわけ。白と黒だけで生み出される豊かな表現や大胆な筆致も、彼の年齢によってまるで違うものであるのがよく見て取れる。

感動したのは、あの超有名作品『ゲルニカ』のパーツパーツを描いたものがたくさんあったこと。私はマドリードまでこの作品に逢いに行って長いこと釘付けになっていたものだ。モノクロのみの描写の中に凄まじいまでの炎や鮮血の色を感じ、息絶えた人が握りしめた一輪の花にも淡い色を感じた。
目の前にある十数点の作品のラベルにはゲルニカの習作とあるけれど、走り書きスケッチのようなものではなく一枚一枚がきちんと作品として完成されている。制作年を見る限り、本作品に取りかかる直前のもののようで、構想が完全に固まりウォーミングアップのために描いているかのようだった。私はもっと前段階のラフスケッチもどこかで見た覚えがある。着彩しかけてやめたようなものも。彼はこの作品のためにいったいどれだけの情熱とエネルギーを注いだのだろう? これだけの試行錯誤の積み重ねをもってあの大作は生まれたのね。

巨大な吹き抜けを真下から見上げる

最上階から1階ロビーを見下ろす。ちなみに館内は撮影禁止。知らずに撮って注意されちゃった

“ピカソの追っかけ”な私は、これはもう買うっきゃないでしょうな展覧会目録。多分、今後これらの作品を見ることは、現物はおろか印刷物でも滅多にないと思う

>>おもな出展作品はこちら

Met所蔵の『白い服の女』もここに展示されていた。昨日、おかしいなあ見落としたのかなあと思っていたんだけど、そうかあ、グッゲンハイムに貸し出してたのか……。
正確に言うと白黒作品といってもベージュや濃いブラウンの作品も含まれている。でも“色彩に依存しない表現”であることには変わりないわけで、それはイコール“色彩に誤摩化されない”ということでもあるのよね。これはとても面白く意味のある企画展だ。この中にはとりたてて超有名な目玉作品というものがないのだけど、むしろそれが幸いして企画全体の意図が明確になっている。日本では……こういう企画が出てこないと思うな。出たとしても「客を集められない」という理由で却下かな。

「集める」といえば──出展作品の中にはプラーベート・コレクションの作品が相当数あった。3分の1とはいわないけれど、でもそのくらいあるんじゃないかと感じるくらい個人所蔵のものがたくさん。もう一度見たいと思ってもどこにも見に行けない作品ばかりが、これだけ一堂に会しているなんて。よくもまあ借り集めたこと!としか言いようがない。天晴れ!!
これは絶対に目録は買わねばなるまい。$45もしたけれど、ちっとも高いと思わなかった。

SoHoをうろついてみる

あまり買い物を目的としていない今回の旅だけど、行きたいと思っている店の1軒がソーホー地区にある。散歩がてらセントラルパークを歩いて自宅に帰るというMちゃんとグッゲンハイムの前でいったん分かれ、私はひとりで地下鉄駅に向かった。ここから一番近いのは86丁目駅。
そうだ、メトロカードどうしよう? もう一度7日券を買うことも考えたが、ハリケーンが来ちゃったらあまりあちこち行くのは難しいかもしれない(その時は単に雨風がひどくなるため、観光しづらくなることとか綺麗な写真が撮れなくなることぐらいしか心配していなかった)。今日はMちゃんたちと一緒に何区画か歩いてみて、2〜3駅分くらいの距離なら全然苦にならないどころか、その方が早くて楽な場合が多々あることもわかった。
「私、30分くらいなら歩いちゃうよ。マンハッタンって狭いもん」とMちゃんは言ってたな。私が考えていた以上に地下鉄やバスには乗らないかも? そう思って$20のカードを買った。やっぱり数%のボーナスがついている。買ってしまってから、「そうだ、初日に空港で買ったカードにチャージすればよかったんだ!」と思い至る。やれやれ。
スプリング・ストリート駅まで6号線に乗る。

SOHOといえば最近は「在宅ワーク」とか「フリーランスの個人事業主」といった意味で使われることが多いし、今の私も最初に思い浮かべるのはそれ。でも、20数年から30年近く前の私──学生の頃から駆け出しのデザイナーだった頃──には「NYのSoHo地区」というのは、カウンターカルチャーの聖地として憧れの対称だったのだ。
そもそも居住区域でもない荒廃した地域に、貧乏アーティストたちが住み着いてアートやカルチャーを発信し始め、そこに芸術家の卵や知識人たちが集まり始め、それから彼らに憧れた人たちも増えてくる。さらに、ごく普通の一般の人々、観光客までが群がってくるようになると、彼らのための店がどんどん出来て街は賑やかになり、その喧噪に文化や芸術の香りはかき消されていってしまうのだ。その結果、地価が急騰してしまい、アーティストやデザイナーたちはもっと安い地区へ追い出されていくことになる。だけど、世界中でそういう場所はあるよね。パリにだってロンドンにだって、東京にだってある。

私が訪れた20年前は、私の憧れたSoHoが終焉を迎えるギリギリだったのかもしれない。その頃にはもうアーティストたちはSoHoからよそに移りつつあるらしいという話は聞いていたし、小さなギャラリーやライブハウスの数も減り始めているとのことだった。それでもまだ街のあちこちに小さなギャラリーやアートスペースは点在していて、どことなく“とんがった空気”というものは残されていた。
で、今回再訪してみたら……多少アーティスティックな雰囲気はあるものの、セレクトショップやカフェなどの並ぶちょっと小洒落たフツーの繁華街だった。土曜日の午後という時間のせいもあるのか、すごい人の出!

アートギャラリーもあることはある

なんだろう? このオブジェ。自動車ごとここまでやって来るのかしら?

だけど、今日の私は「ソーホーに来たかった」のではなくて「来たかった店がたまたまソーホーにあった」だけなの。どうせなら少しタウンウォッチングをしてみようかと目当ての店には一直線に向かわず、路地をジグザクと歩いてみた。うーん、お洒落で面白そうな店はあるし、これはこれで歩いて楽しい街ではあるけれど、若かった私が憧れたNYのSoHoとはまるでかけ離れた場所となってしまっていた。アートギャラリーもちらほら点在してはいるけれど、なんか敷居が高そうで気軽に覗いてみられる感じではなかった。

目指した『Purl SOHO』[WEB] というお店は、とてもハイセンスな品揃えの手芸専門店。今の私は手芸や編み物の類いはとんとやらなくなってしまったのだけど、そういうことが大好きな友人がいて、私が綺麗な紙を見ると何に使うあてもなく買ってしまうように可愛い布を買ってしまったりしているようなの。アメリカのコットン・ファブリックには日本にはないような可愛いものがたくさんあるので、彼女にお土産に買って帰りたいなーと思ったのだ。

店構えは地味な感じで看板なども控えめ、道路に面した間口も狭いので、うっかり見落としてしまいそう。でも、ちょっと店内を覗き込んでみると、柔らかく鮮やかな色彩たちが目に飛び込んでくる。壁一面に設えられた棚にはさまざまな種類のさまざまな色の毛糸がたくさん。レジ横の大きな木のテーブルにはお伽話に出てきそうなクラシカルなスタイルの糸車があって、初老の女性店員が毛糸を紡いでいる。へえーー、手紡ぎしているんだあ! もしかしたら染めもやっているのかもしれないな。

あまりに綺麗な糸たちなので何かを編んでみたくなってきちゃった。でも何を編むの? マフラー? 帽子? 20代の頃は毎年2〜3枚くらいセーターを編んだりしていたけど、今はそんなエネルギーこれっぽっちもないし。とはいえ、あまりにたくさんあってどれを選んでいいのかわからない。糸が選べないものだから、何を編みたいかも浮かんでこない。私が悩んでいると、店員さんが「お手伝いしましょうか?」と申し出てくれた。そうっと見回してみると、お客さんたちは店員さんといろいろ相談しながら選んだり決めたりしている。店員さんもみんなとても楽しそうで、こういうことが好きで好きでたまらないんだろうなあ……という感じ。具体的イメージの沸かない私は相談するまでもないので謹んでお断りしたけれど、「こんなセーターが編んでみたいの」とか「マフラー編むにはどのくらい必要かしら」とか「どっちの色が私には似合う?」とか「彼氏の帽子用の糸を選んで」とか、どんな内容でも親身になってもらえそう。

フェルトのぬいぐるみキットや、編み物やパッチワークの本などはなぜか日本製。
店内はとても奥行きがあって、奥半分の棚にはさまざまな色柄のファブリックがズラ〜リ! これまたどれを選んでいいのかわからない! 布の好きな友人なら逆上して「この棚の端から1mずつ全部ください!」と言ってしまいそうに、どれも綺麗で可愛らしい。これは2〜3種類だけなんて選べないわぁ、切り売りの最低単位ってどのくらいからなんだろ?と迷っていたら、10インチ角の端布を6〜7種類ずつ束ねたものがカゴにたくさん入れてあるのを見つけた。これを2つか3つ買って帰ろう! ひとつの束は適当に組み合わせて括ったわけではなく、きちんと色彩が統一してあって、またもどれを選んでいいのか悩む悩む。まあ、楽しい悩みではあるけどね。
この店の糸や布は本当に綺麗でハイセンスで上質なものだけど、だからお値段もそれなり。でも、手芸や編み物などが好きな人には本当にコタえられないお店だと思う。だって、お土産に選ぶだけでこんなに悩んじゃうくらいなんだもの。

控えめな店構えなので気づかずに通り過ぎてしまいそう

色別に組み合わせて売っている端布。どれを選ぼうか迷ってしまう

買い物を終えてからまたしばらくうろついてみる。そういえば喉が渇いたなあ、足が棒みたいになってるなあ、ちょっと休憩したいなあと思って目についたカフェに入ってみた。とても混雑していて、隅っこの席しか空いてなく、おまけにその席は昭和中期の駅待ち合いのような固い木のベンチで、話し声はワアワア反響してるし、熱湯みたいなコーヒーは味も香りもよくわかんない上に舌は火傷するしで、15分ほど休んだだけで早々に店を出てきた。

外に出るといきなり薄暗くなっている。時計を見たらもう6時半に近かった。あら大変、6時過ぎには帰るってMちゃんに言っておいたのに。今度はA線のスプリング・ストリート駅から地下鉄に乗る。

美味しいゴハンに満腹満足

Mちゃん宅に戻るとTVでは「ハリケーンが来る!」ニュースばかりを映していて、お隣のニュージャージー州知事が緊迫した面持ちで会見していた。でも、ここマンハッタンでは静かなものだから全然実感がわかない。

少し休憩してからMちゃん夫妻と一緒に夕食に出た。今日は中華料理にしようって。わー、それなら野菜たっぷり食べられそう!
「その前に夜景見てく?」と言って、Mちゃんたちは自宅アパートメントの屋上に連れてきてくれた。屋上にはデッキチェアがたくさん並べてあって、だけどハリケーンで吹き飛ばされないようクッションやマットは全部片付けてあった。屋上からの夜景はというと、それはもうお見事!の一語に尽きる。嵐到来の直前で空気が澄んでいるのか晴れ渡っているのか、灯のひとつひとつがとてもクリアに見える。まるで宝石箱みたい。私はロックフェラーセンターかどこかの展望台にひとりで登ろうかと思ってたけど……ここはマンハッタンを見渡すほどの高さはないし、いわゆるNYを代表する特徴あるビルも見えないけれど……このキラキラを見ただけで私はもう十分満足! 高い料金払って行列並ぶ必要ないわ。

建物全体の大きさや敷地面積の割に屋上のスペースはさほど広くはないけれど、行ったり来たりして三方向くらいから味わいの違う夜景を楽しんだ。いざ夕食へとエレベーターに向かおうとすると、ワイン瓶やグラスを持った7〜8人くらいのグループがどやどやとやって来た。これから夜景を肴に飲もうというよりは、すでに完全な酔っぱらい集団。暗くてよく見えないけど顔はすでに真っ赤っかだったし、無駄にテンション高いし、5mくらいに近づいてきただけで粕漬けが歩いてきたのかと思うくらい酒臭かった。すれ違う時には粕漬け集団(それも身体が巨大)に包囲されるわけで……

Mちゃんのアパートメント屋上から見たマンハッタンの夜景。ハリケーンが近づいていて空気が澄んでいるのかとてもクリアに見えた

10分か15分ほど歩いて連れてきてもらったのは、マンハッタン内にも何店舗かあるという『大四川』という中華レストラン。かなり本格的に美味しいんだって。この支店は店構えもこじんまりしていて卓数もそれほどないようだった。それとも奥行きが広いのかな?
今日はMちゃんのご主人が一緒なので、男の人がいるといろんな種類のものがたくさん頼めるのが嬉しいな。特に中華はね。
青島ビールを頼んでから、みんなでメニューを覗き込んでコレがいいアレが食べたいとワイワイ相談。私たちは基本的に食べ物の好き嫌いはなく、なんでも美味しくモリモリ食べ、お酒も楽しく美味しく飲むタイプなので、ああでもないこうでもないとオーダーを決めるのはかなり楽しい。

にんにくソースがけの薄切り豚肉はMちゃんのリクエスト、私は葱油餅なるものを選んでみた。粉モノ系はすべて“餅”だから、台湾で食べた葱たっぷりのサクサクしたパイのようなものを想像したけれど、出てきたのは葱の入ったお好み焼きだった。メニューを見ると Scallion Pancake とある。あー、それならこの形状で納得だわ。サクサクではなくもっちりしていたけど、これはこれで美味しかったのでそれでよし。
店員さんはやたらと小龍包と麻婆豆腐を奨める。お店のお奨めというより、日本人とみるととにかく奨めてくるんだって。みんな好きだしわかりやすいものね。麻婆豆腐だとゴハンのおかずになってしまってビールが飲めないので、今日の私たちにはノーサンキュー。小龍包はちょっと魅力的だったので注文した。
「麻婆豆腐は?」と言うから「麻婆豆腐は要らないよ」
薄切り豚肉を運んで来ては「麻婆豆腐?」「いや、要らない」
葱油餅を運んで来ては「あと麻婆豆腐ね?」「いや、麻婆豆腐は要らない」
小龍包を運んで来ては「麻婆豆腐?」「要らない!」
追加オーダーをしようとメニューを頼んだら、再び「麻婆豆腐?」
ああ、もう! う・る・さ・い!

茹でた薄切り豚肉のにんにくソースがけは前菜の定番。Mちゃんたち曰く「ちょっと量が減ったんじゃない?」

執拗に奨められた小龍包はそれなりに美味しかった。もうちょっと皮が薄い方が好みだけど、作るの難しいからね

たっぷり葱の入ったお好み焼き状のもの。もっちりしている

ニンニクの茎の炒め物のつもりで頼んだら出てきたもの。台湾で食べた押し豆腐のようなものを千切りにして、がっつりニンニク風味を効かせて炒めてある。予想外だったけどかなり美味しかったので頼んで正解だった

中華といえば青菜の炒め物ははずせない! 豆苗が食べたかったけど今日は青梗菜しかないって。でもシャキシャキで美味しかった

パラパラ加減が絶妙だったチャーハン。「お腹いっぱいだよお」「苦しいよお」と言いながらすべて完食した私たち

ポンポンに満たされたお腹を抱えて、みんなでプラプラ歩いて帰る。街は普通の週末の賑わいだし、晴れた夜空には雨の気配もなく、風だってほとんど吹いていない。本当にハリケーン来るの? とても信じられない感じなのだけど、TVでは相変わらずハリケーン襲来ニュース一色だった。

 
 

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