Le moineau 番外編

もう飛行機に乗って帰るだけなんだから、特筆することなんてないのである。
朝、フツーに起きて朝食。
空港からテルミニ駅への列車では「仕方なく」タダ乗りしてしまったが、今回はきちんと切符を買う。当たり前のことだ(笑)

駅から空港への列車も、空港でのチェックインも、アムステルダムへの飛行機も、アムスでの乗り継ぎも、何もかもがスムーズに定刻通りに進む。
去年のイタリア旅行では、滑走路を走り始めた飛行機がいきなり減速、一度ロビーに出されて機体を取り替えての再離陸となり、乗り継ぎ地のミラノで走りまくったのだが、今回は何も起きなかった。

13日朝、到着した成田はどんよりと曇っていた。リムジンバスで到着した新宿駅では、出発前とは人々の服装が一変していた。旅行中の東京は1日か2日しか晴れの日はなかったそうである。台風も来ていたと聞いた。イタリアでの滞在15日間は、連日晴天の日々だった。

海外から帰るといつも必ず行くラーメン屋で、ネギどっさりトッピングした支那そばと、ニラたっぷりの焼き餃子をいただく。はぁ〜やっぱり醤油だわな…。
自分が日本人であることを再確認するのも、いつもの定番である。明日の朝ごはん用にスーパーで納豆を買って帰る。非日常から日常へと戻ってきた。


これまでの旅は、写真を撮り、それを絵に描き、友人達にエピソードを喋るだけで終わっていた。
それはそれで旅の余韻を楽しめるのだが、こうして文字にしてみると、様々な記憶が立体感を持って立ち上がってくるということを知った。絵筆で風や匂いを再現するのとはまた別の楽しさがあった。

すずめの一方的な喋り散らしにおつきあいいただいた皆様、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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