Le moineau 番外編 - すずめのポルトガル紀行 -

成田到着寸前までほぼ10時間、こんこんと眠ったようだ。
19:00着の予定を30分ほど遅れて無事着陸。ここから都内までがまた遠いのだけど、とりあえず一安心。でも、まだまだ眠くてたまらない。
ほとんど夢遊病者のような足取りで、イミグレとバゲッジクレームを通る。何故か最後に税関で、日本の空港では人生2回目の荷物全開オープンチェックに遭った。2人で2週間以上の旅行なのに、小振りのスーツケースとトートバッグひとつという少なさに疑問を抱かれたのだろうか? 別に見られて困るようなブツは何も持ってないので構わないけど、CDGで脱いだ服をぐじゃぐじゃに詰め込んだので、ちょっと恥ずかしい。いつもはこんなキタナイ詰め方しないんですけどね(笑)。

例年ならまだまだ暖かいはずの東京は異例の寒波到来で、パリ並に寒かった。そしてこの時期のヨーロッパから帰って必ず呆気にとられてしまうことなのだが、街にはもうクリスマスのイルミネーションが飾られ始めていた。キリスト教国ですら、11月半ばでは飾り付けの「か」の字もないというのに……。まったくもって不思議な光景だ。

まだ、旅の〆の行動が残っている。
海外旅行から帰った日には必ず寄るラーメン屋で、ネギをたっぷり乗せた支那そばを食べること。
そして、肩までしっかり浸かってお風呂に入ること。
この2つを終えて、ようやく私は東京での日常に戻ることが出来るのだ。

エピローグ(プロローグはなかったけど)

パリ到着の朝から始まった市内交通のストライキ。始まったばかりの大混乱の極みにモロに直面してしまった。ほんの2〜3日のことで、たまたま遭遇してしまって不運だったな、と思っていたのだが、どっこい今回のストは大掛かりで長期的なものだったのだ。

日本に帰国後、状況が気になってネットニュースをチェックしていたのだが、何日かたってもストは回避しなかった。パリ市内の交通どころか、フランス国鉄から学校、病院に至るまでどんどんストライキに加わっていったのである。結局約10日近く、フランス国内完璧に麻痺、まともに機能していない有様だった。もう2〜3日遅れてパリ入りし、フランスの他の地方に行く予定などたてていたら、その計画はズタボロになったことは相違なかった。ああ、今回の旅がポルトガルでパリはオマケでよかった……。

まあ、別の見方をすれば、もう2日早くパリ入りしていれば、にこにこ快適に市内観光は出来ただろうし、エールフランスでない航空会社を使っていれば、立ち寄る国と都市も違うところになっていたので全然困らなかったわけであるが。
でも、それも、「縁」ですからね。神様が「一回くらいストライキに遭ってみなされ」と経験させてくれたのであろう。疲れたけど、話の種にはなったので、それでいい。パリは逃げないからね、また行くよ、そのうち。


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