Le moineau 番外編 - すずめのポルトガル紀行 -
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Travel planning
旅の計画書
個人旅行の達人の方々に較べたら、私なんててんでヘタレなんだけど…。
「どうやって計画たててるの?」と聞かれることが多いので
ちょっと記してみることにしました。
参考になれば幸いです。
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私は個人事業主である。平たく言うと「フリーランス」。ぶっちゃけて言うと「収入や休日が一定でないヒト」である。
一国一城の主といえば聞こえはいいが、私の仕事場は小さなワンルーム、しょぼいしょぼい城である。仕事が少なきゃ稼ぎも少ない。ものすごーく頑張れば(限界はあるが)そこそこ稼げる。
そして自由業というものは、実は思うほど自由ではない。下請け孫請けの立場であるから、クライアントの都合にふりまわされる。それでも、予定をすり合わせきっちり根回しすれば、旅行の時間は捻出出来る。
会社に勤めていた頃、長期休暇はGWや夏、正月という「チケット取りづらい、ホテル取りづらい、バカ高い」時期にせいぜい一週間。ヨーロッパ周遊はなかなか日程的に厳しいものだった。そう言いつつも、行ったけどね、なんせ「ボーナス」という素晴らしいモノがあったから。
フリーランスの身になって、私は旅行スタイルを転換させた。
「半分の旅費で2倍の日程行こう!」
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準備 その1「まず思ふ」
「○○に行ってみたいなあ…」ぼんやりと思い始めるのが、一番最初の「準備」である。
萩原朔太郎は「ふらんすに行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し」と思い、かわりに新しい背広を着て汽車で気ままな旅に出ちゃうのだ。朔太郎の「ふらんす」は、私にとっての南極やアフリカやガラパゴス諸島かなあ……。行けないわけじゃないけど、ちょっと躊躇しちゃう場所。私は結構「ヘタレ」な個人旅行者なんである。
「行ってみたいなあ…」と思い始めると、その場所の情報などがやたら目につくようになってくる。まずは実際に行った人の旅行記を読むかな。今いっぱいブログやHPありますもんね。書籍も見る。そうやって自分の中で「気分」を高めていく(笑)
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準備その2「さぁ〜て何を見ようかな?」
ツアーが嫌いな私だけど、ルートを決めるのに一番最初に参考にするのは、実はパッケージツアーの日程表。8日間くらいの盛り沢山なコースは、ポイントだけは押さえてあるので。それを倍の日程に引き伸ばし自分ならではのオプションを付け加える。その際さまざまなサイトや本を参考にする。
個人旅行をする方みんなが言うことだが、この段階はかな〜り楽しい。
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観光情報・ポルトガル全体
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ボルトガル観光・貿易振興庁 ボルトガル観光・貿易振興庁の公式サイト。各地方ごと主な町の見どころなど詳しい説明あり。観光の基本情報としてはかなり有用。
ポルトガル公式観光ウェブサイト ポルトガル政府観光局の公式サイトの日本語版。上のサイトより一歩突っ込んだ内容で、かなり楽しめる。機械翻訳した日本語がビミョーに味わいあり(笑)
Portugal Tour in 360 360度の画像でバーチャルツアーが楽しめる。英語版だが、かなり小さな町まで網羅していて、イメージトレーニングに最適。
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ポルトガル語のサイトを読むには
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AltaVista
12ヶ国語に対応している。ポルトガル語は英語に翻訳して読むか、さらにその英文を日本語に翻訳する。かな〜りヘンな日本語になるが、ま、大意は伝わる。大意すら読み取れないメタメタな文章になる場合もあるが(笑)。英語サイトの場合は、URLを丸ごと放りこんでみる。英語→日本語の翻訳なら excite の方がまだ日本語として正確。
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準備その3「どうやって動くんだべさ?」
行ってみたいなーと思う町がなんとなく決まってきたら、移動方法を調べる。滞在して日帰りで出かけるか、周遊して廻るか…。電車にするか、バスがいいのか…。出来るだけ「一筆書き」に近いルートを組むことにしている。その方が楽しいでしょ? ただ、宿泊場所を移す移動の途中観光は避けることにしている。9・11のテロ以降、コインロッカーが閉鎖していることが多いので。もともとポルトガルには、荷物預かりの場所は少ないようだし。
時刻表と料金は、所要時間と一日の本数を参考にするだけで、必ず現地で再確認。小さなバス会社のサイトなんて更新もマメではないようだし。
市内交通のサイトは、プランニングにめちゃくちゃお役立ち。だいたい都市の路線バスとかトラムというのは使えるモノなのだが、把握しきれないのが欠点。勿論、現地で全路線マップは入手出来るし、乗場でも路線でもその時聞けばいいことなのだが、事前に見ておくといないでは安心度が大違いなのさ。ネットが発達したおかげで、どれだけ助かっていることか……。
年寄り連れなので、単純な移動にはなるべくバスや地下鉄を利用したいのだ。一日券とか3日券とかフル活用でちょっとの距離でも乗れるモンは乗る!
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交通機関・市内交通編
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ポルト地下鉄
開通ホヤホヤのポルトの地下鉄。空港に乗り入れているのはポイント高いが、市内観光にはあまり使えない。今後、路線も充実していくことでしょう…
ポルト市内交通
ポルト市内の、国鉄・地下鉄・バス・トラム・ケーブルカーの路線図と時刻表が調べられる。
カリス社
リスボン市内のバス・トラム・ケーブルカーの会社。まずはダウンロードコーナーから市内の路線マップを入手。路線番号を検索すると、その路線の全停留所と時刻表のPDFファイルがダウンロード出来る。
リスボン地下鉄
英語版のトップページからNetwork diagramの項目に入ると、リスボン地下鉄の路線図が出るので各駅をクリック。左に出る画像は各駅のタイルアート。右に出るマップをクリックすると駅周辺の詳細地図がPDFファイルでダウンロード出来る。出口案内からバスの乗場まで出ているので、使いそうな駅をプリントしていくと超便利! ガイドブックの地図などより100倍使える。
テージョ川フェリー
テージョ川を渡るフェリーの路線図と時刻表が調べられる。
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準備その4「どこに泊まりましょ?」
年寄りを連れているので、宿は基本的に日本から予約していく。
ホテル選びの基準は、どこに重きを置くかで人それぞれ。私の場合、滞在型リゾート以外は第一に「立地」である。「リッチ」じゃないよ(笑)
とにかく観光や食事に出るのに便利なロケーションであること。買物した荷物を置きに、疲れてひと休みしに、寒かったり暑かったりしたら着替えに、ちょちょいと気軽に戻れる場所であること。というわけで、ツアー御用達の郊外型大型ホテルは排除される。
中央駅やバスターミナルなどの「町の玄関口」から15分くらいまでなら、歩いても構わない。部屋はそんなに広くなくていい。ワンフロアくらいなら、エレベーターでなく階段登って構わない。アメリカン・モダンタイプより、ヨーロピアン・クラシカルタイプが断然好み。多少古びていても、個室が確保されて清潔であり、個室にバス・トイレがあれば(私は別に共同バスルームでも構わないが、ヒナコはそれだけはカンベンだと言う。年寄りは夜中にトイレに起きるからねぇ…いちいち廊下に出るのはイヤなんだろう)。バスタブでなくシャワーのみでも構わない。
つまり、観光エリアの中心にある2〜3星の経済的ホテルということになる。今回はツイン・朝食込み一泊¥10000前後を目標とした(夏は2〜5割は高くなる)。ひとり頭¥5000。
候補のホテル選びは、ネットを最大活用。検索しまくり読みまくる。参考にするのは、宿泊者のコメント、次に写真。だいたい3〜4割増しで綺麗に撮ってあるので、間引いて想像すること(笑)、行って写真どおりだったら「ラッキー」と喜べるから。1〜3軒に絞り込む。
ホテルを決めたら、各予約サイトで値段を比較。予約サイトは星の数ほどあるが、件数が豊富で更新もマメで返事も素早い、信頼出来るところを使うことにしている。
同じホテルでも¥3000程度の開きは軽く出るので、じっくり比較検討。
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ホテル予約
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アップルワールド
経験談がいっぱい読めるのが便利。日本の代理店なので、大量に日本人の行かない小さい町は高級ホテルしか取り扱いがないことが多い。NetMileのポイントがたまる。後日ホテルのレビューを書いてもポイントがもらえる。空室があればその場で予約完了。リクエスト待ちのものは翌日くらいに返事が来る。その後メールが届いて最終確認の手続きが必要。バウチャーをプリントして持参・予約時に決済。
楽天トラベル
楽天に併合される前の「旅の窓口」の頃からちょくちょく使っていた。アップルワールドより若干レートがよかったので。楽天になってから少し上がったようだが、楽天ポイントがつくのは大きい。空室があればその場で予約完了。バウチャーをプリントして持参・予約時に決済(たまに現地現金決済あり)。
オクトパストラベル
日本語ページあり。NetMileのポイントがたまる。アップルワールドは1%だが、ココは4%つく。空室があればその場で予約完了。バウチャーをプリントして持参・予約時に決済。
旅WEB
大量に日本人の行かない小さい町は取り扱いが少ない。
Booking.com
かなり使えるサイト。今回の予約の過半数はココで手配した。本社はアムステルダムだが、日本語ページがあり、訳も丁寧で正しい。すべて「正規料金からディスカウント」している。直前や連泊だと信じられないレートで出ることも。何曜日に3泊すると1泊タダ!とか。かなり小さな町まで星ナシから5つ星まで網羅、検索機能も優秀。部屋の説明や備品、宿泊者のレビュー、写真などが豊富。空室のあるものしか検索には引っかからず、部屋のタイプも選べ、その場で予約完了。前日まで無料というキャンセルポリシーのゆるさもポイント高し。予約データをプリントして持参・現地でカード決済。
Hotel Club
日本語ページあり。取り扱い件数は豊富だが、即予約可のもの、リクエスト待ち、検索出来ても何故か予約不可など、扱いにムラがある。直前スペシャルは80%OFFなどというモノ(キャンセルポリシーは厳しく、予約手数料も取られる)も出るので、ギリギリになって安く泊まりたい時はおススめ。会員登録しておくと、料金の何%かのポイントがつき、次回の予約時にディスカウントされる。検索しただけで今回は使わなかった。バウチャーをプリントして持参・予約時にカード決済。
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旅のお荷物
最大のお荷物はヒナコなんだが……半分冗談(笑)。彼女にはポシェット1個しか持たせられないので、全てを持つのは私だ。自力で列車やバスに乗り降り出来る重さと大きさにまとめる。最近スリム化により磨きがかかってきたと自画自賛(笑)。2人分16日間のお荷物、ピギータイプのソフトスーツケース+出張バックのみ。ガイドブックに載ってる持ち物リストベースで、すずめ流にプラスマイナスした項目を記述する。
衣類
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洋服 着ていくモノ+2〜3組
トップス3枚、ボトム2本。ジャケット又はコート1着。皺になりやすもの白っぽいものは避ける。トップスは連泊の際、手洗いするかホテルのランドリーに出す。全ての組み合わせが可能なアイテムにする。フリースはかさばるので薄手セーターの方がいい。トップスは微妙に大きさを変えておくと、寒くて仕方ない時に玉ねぎ式に重ね着出来る。ちょっとモコモコするけどね。今回はオペラや豪華ディナーの予定はないのでワンピースは持たなかった。
ねまき
長袖のTシャツとスパッツ。火事になっても逃げだせる、オートロックで閉め出されてもフロントに行くのに恥ずかしくないもの。幸いそういう事態には今まで遭遇していないが。ヒナコと共用で3組。3〜4日単位でローテーションで洗濯する。
上記の衣類はA4かB5サイズのファスナー付ビニール袋(100円ショップで1セット10枚くらい。食品のジップロックより薄くて大きい)に1枚ずつ畳んで入れる。すべて同じサイズになるし、スーツケースをひっかき回してもたたみ方がグチャグチャにならない。
下着3組 靴下3組
入浴時にちゃちゃちゃっと手洗い。タオルに包んで水分取れば翌朝には乾く。ボロの下着や衣類を持って行って順番に捨ててくるという人もいるが、使用済み下着をホテルのゴミ箱に捨てるという行為は、私の感覚では許せない。このご時世ゴミ処理にもお金かかるっていうのに、よその国に押し付けてくるっていうのもどうかと…。
スカーフ、ストール類の巻き物
たためば薄くなるので、1〜2枚あると、防寒に、ちょっとお洒落に、と重宝する。
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入浴&リラグゼーション・グッズ その他生活用品
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湿布薬
年寄り連れの旅には必携。転んだりした時用の薬用冷湿布2枚(本当にひどい場合は病院に行くが)、腰痛対策の温湿布日数分、脚用むくみシート(『休足時間』など)日数分。すべて食品用ジップロックに入れてぺったんこにしておく。使えばどんどん減っていく。
シャンプー、リンス、基礎化粧品
シャンプーは日数分の半分。ホテルアメニティにある場合はそれを使う。リンスは私の予約するランクの宿には置いてないケースが多いので日数分持って行く。硬水で傷みやすいのでリンスよりトリートメントの方がいい。100円ショップの詰め替え用チューブに詰めていく。乾燥していて肌も荒れるので、化粧水はプラスチックボトルに詰め替え多めに持つ。サンプルの美容液の小袋をためこんでおき、惜し気なく使う。ウェットティッシュ型のクレンジングシートの他に、アイメーク落とし用のオイルを日数分コットンにしみ込ませて5枚くらいずつラップで密閉していく。
私には必要ないもの
石鹸はホテルのアメニティで充分。使いかけのものは名刺サイズのファスナー付ビニール袋(100円ショップで1セット50枚くらい)に入れておき、次のホテルになかった場合に使う。
ショートヘアなのでドライヤーも要らない。バスルームに置いてあるところもあるし。
耳栓もアイマスクもタオルの予備も私には要らな〜い。
ゴルフボール1個
マッサージ用。機内でも足の裏でゴロゴロ、腰や背中と椅子の背にはさんでグリグリ、手のひらでニギニギ。古いホテルだとバスタブの栓がないことがあったりするが、栓代わりに使える(今までに1回しかないが)
生理用品、ウェットティッシュ、ポケットティッシュ
生理用品は日本製が断然優秀。お絞りなんて出てこないのでウェットティッシュも必要。特にヒナコはいろんな手すりにつかまりまくるので、お手々ばっちいの。ポケットティッシュは、旅行前に繁華街を歩いて集めておく(笑)。トイレに流せるものであること。
それぞれジップロックに並べて入れてぺったんこにしておく。使えば減っていく。空になったジップロックもいろいろ有効利用出来る。
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リフレッシュメント
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簡易湯沸かし器 日本茶ティーバッグ
いちいち熱湯もらうの面倒だからね。セラミックの棒をコップに突っ込むタイプの簡易型のもの。毎晩のリラックスタイムに、温かい飲物は私には必要。
プラスチックのフォークとスプーン
コンビニやファーストフードでもらったものを2〜3組。レストランで食事がしんどい時、果物や惣菜を部屋食するのに使う。スーパーでヨーグルトとか買ってもスプーンなんかくれないから。
レジ袋
コンビニでおにぎりだけ買った時入れてくるような極小のものを小さくたたんで何枚か。果物を食べたりした時の生ゴミまとめとして使用。観光時にもバッグに1枚あると何かと便利。
おやつ(お煎餅)
お腹を膨らませるのが目的ではない。醤油味が恋しくなった時のために、ちょこっと口にすれば満足するので、たくさんは要らない。『味ごのみ』『柿の種』など、小袋入りがいい。食事時間帯に移動なんて時の小腹満たしにする。カリカリ梅や都昆布も一口あるとちょっとホッとするアイテム。
だからカップ麺やレトルト粥などの「食事モノ」は一切要らない。基本的に現地の食事を楽しみたいから。
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その他 お便利もの
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洗面器
100円ショップのものでいい。洗面器として探すと丸いので、整理ケースのような四角いものがスーツケースに収まりやすい。私は整理用のプラスチックコンテナを¥100で買った。水がたまればいいので長方形でもよい。ジップロックに詰めた湿布やティッシュがぴったりはまるサイズだとパッキングに無駄が出来ず、なお良し。バスタブ内で下着を洗う時、固定式シャワーの位置が高い時、お湯と水の温度調整がしづらい時などに威力を発揮する。帰りの荷造りでは細々した壊れ物入れとして利用。
丸型小物干し
8個くらい洗濯バサミがついているもの。洗濯ロープより使い勝手良し。上述の洗面器に収まるサイズ。ちなみに洗濯用洗剤は持参しない。ホテルの石鹸で充分。
洗濯ネット
長方形のもの。洗う衣類などを入れておく。ネットに入れたままバスタブで踏み洗いすると洗濯もカンタン。足で踏むのがイヤって人には勧めませんが(笑)
布ガムテープ
名刺サイズに何メートルか巻取っておく。お土産に割れ物を購入した際は、ホテルで古新聞紙をもらい、包んでガムテープでぐるぐる巻きにする。さらにTシャツなどでくるんでポリ袋に包みガムテープでひと巻き。スーツケース内では隙間に丸めた衣類などを詰め込み、絶対に固いものと隣合わせず動かないようにする。この方法でワインや陶器が壊れたことは一度もない。お土産を受け取ってくれた皆さ〜ん、汚れ物のTシャツでくるんでゴメンね〜。でも、直にくるんでないからさぁ。
その他、ちょっとした補強とか、隙間塞ぎなんかにもいろいろ使える偉いヤツ。洗面台の栓が固いので、ガムテープで塞いだコトもあったっけ…。
オペラグラス
プラスチックの安物で充分。天井画や彫刻などをとっくり見るのに便利。
A4かB5クリアファイル
背幅が薄くて表紙もペナペナの100円ショップのものでいい。プリントしていった路線図や時刻表などを入れて行き、観光終えた場所のものはどんどん捨てる。代わりに現地でもらった地図やパンフやチケットなどを日にちごと場所ごとなどに整理して入れておく。買った絵葉書などもこの中に。
チェーン付パスケース
財布は持ち歩かない。クレジットカードと予備の高額紙幣を入れ、パンツのベルトにくくりつけてポケットに入れておく。大きい金額を払う時しか出さないので、多少取り出しにくい方がスリにもあいにくい。小額紙幣とコインはジャケットのポケットに。スリに手を突っ込まれても全額つかみ出せないようにしておく。基本的に観光時は日本円にして¥10000程度しか持たない。
カッターナイフ
ガイドブックのページをその日に必要な分だけ切り取る。町中でゴソゴソ広げたくないので。本を切ったりしたくない方にはお勧めしませんが。かさばるものじゃないので、あると何かと便利。
靴磨き 靴用脱臭乾燥剤
靴はホントは毎日履かない方がいいモノ。かといってもう1足持つのは重いしかさばる……。でも、みすぼらしくなりたくない。ヨーロッパでは、結構「足元を見られる」ので。
毎日磨きましょう。ウェットティッシュ型のものが便利。日数分より若干少なめ。ヨーロッパのホテルにはアメニティに靴磨きがあることが多いので。イタリアでは星の少ないホテルでもかなりの確率で置いてある。流石にお洒落な国だこと。
毎晩、脱臭乾燥剤を靴に入れて寝ましょう。雨にあった時など、乾燥剤入れて靴ごとビニール袋に密閉しておくと一晩で乾きます。入れっぱなしで1ヶ月もつものなら1個でOK。
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パッキングのコツ
えー…なんとなくお分かりいただけたでしょうか…? すべて四角くぺったんこに大きさを揃えるのがコツ。A4サイズ、ジップロックサイズ、いちいち開けなくても中身が見える…がポイントですね。大小さまざまなポーチや巾着袋類、アレは全然便利じゃありません。
旅行用衣類圧縮袋などもあるけれど、特に必要なし。100円ショップのファスナー付ビニール袋は空気を抜いてもじわじわ戻るけれど、スーツケースに本を並べるように縦に入れればあまり膨らまない。
ジップロックに入れていくものは、基本的にどんどん減っていくもの。空いた袋にはいろいろ利用価値がある。壊れ物を包む緩衝材として「プチプチ」を持っていく人もいるけど、私はホテルで古新聞をもらっちゃう。
スーツケースは自分で思うよりひと回り小型のものを。大は小を兼ねません! 器が大きいとそれだけ詰め込んじゃうんだから。自分で運ばないでいいツアーの場合はそれでも構わないでしょうが。飛行機預け荷物の重量超過料金も最近はシビアに請求されるからねぇ…。
日常生活の延長の気分で旅行するけれど、「非日常」であることも確か。日々の生活をそのまま引きずっていくと荷物は決してコンパクトにはならない。ちょっと脳味噌使うことが必要。「もしかして使うかな?」と思うものは往々にして使わない。困ったら現地調達でいいや、の心づもりで。ただ、現地調達前提にはしない方がいい。なかなか思惑どおりにはいかないからね。
宿泊地移動の際は、荷物の個数を増やさない。スーツケース+サブバッグが原則。全財産持ってるワケだし、注意力が散漫になるリスクは避けたい。
最終的に気合いを入れてパッキングするのは、飛行機に乗る時。全部詰め込みきれない場合、折り畳みエコバッグに詰めて機内に持ち込む。
それでも詰め込みきれない場合……最終手段は「重ね着」です(笑)
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