旅雀素描帖

オーストリア Austria

Wien - ウィーン

ドナウ川河畔のハプスブルク家の王都。
13世紀から640年の長きに渡り華麗な宮廷文化の中心となったこの街は
18世紀初頭、豪奢なバロック建築の都市へ、そして19世紀末、
都市計画の元、西欧建築様式を一堂に集めた都市へと変貌を遂げる──
リングシュトラーセ(環状道路)の景観は、ヨーロッパ建築史の野外博物館さながら。

カールスプラッツ駅舎

カールスプラッツ駅舎(225×140mm)
ユーゲントシュテール(ウィーン世紀末建築)の建物群のひとつ、オットー・ヴァーグナー作の今はもう使われていない駅舎。外観の形状は無論のこと、緑の鉄骨と白大理石と金の装飾のバランスの美しさといったら…

王宮そばのフィアカー(馬車)

王宮そばのフィアカー(228×154mm)
ウィーンの名物のひとつ、フィアカー(2頭だての馬車)。自動車と同じ道路を闊歩している。御者の中にはフロックコートと帽子の「正装」をしている人もいる。

ヴェルベデーレの庭園

ヴェルベデーレの庭園(154×219mm)
名将・オイゲン公の夏の離宮。両端に上宮と下宮の豪壮な宮殿を持つ広大な庭園は、噴水や花壇が美しい。
初夏の鮮やかな花々の向こうの上宮は現在は19ー20世紀美術館。クリムトの『接吻』はここにあります。

ホイリゲのエントランス

ホイリゲのエントランス(154×213mm)
ウィーン郊外には造り酒屋+ワイン居酒屋の「ホイリゲ」があるエリアが何ケ所かある。入口の松の枝は「新酒あります」のサイン。週末の夜には音楽の生演奏もあったりして、大盛り上がり。

グリンツィングの路面電車

グリンツィングの路面電車(213×153mm)
ホイリゲのたくさん集まるグリンツィング地区へは、市内中心部から路面電車に乗って。住宅と農家の並ぶのどかなこの町には、ピカピカの新型車両よりも旧型の車両がよく似合う。

Salzburg - ザルツブルグ

モーツァルトの生誕地としても有名な
大司教たちがアルプスの山あいに築きあげた「北のローマ」。
華やかな宮廷文化の残るウィーンに比べ、
大司教の統治したこの街は重厚でしっとり落ち着いた佇まいを持っている。

ミラベル庭園よりホーエンザルツブルグ城を望む

ミラベル庭園よりホーエンザルツブルグ城を望む
(157×216mm)

映画『サウンド・オブ・ミュージック』の「ドレミの歌」のシーンに使われたミラベル宮殿の庭園は、色とりどりに咲き乱れる花々と、点在する彫像の向こうに、丘の上のホーエンザルツブルグ城が眺望できる。

ゲトライデガッセの看板

ゲトライデガッセの看板(156×167mm)
狭い道幅の両側には、錬鉄製の細工が美しい看板を掲げた店がびっしり立ち並ぶ。この小さな通りの9番地の借家の一室で、モーツァルトは産声をあげた。

St.Wolfgang - ザンクト・ウォルフガング

アルプスの峰々に抱かれて、扇状に湖水が連なるザルツカンマーグート地方。
大小数多くの湖水が点在し、背後には2000メートル級の高山が連なる。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台ともなった。

初夏のザルツカンマーグート

初夏のザルツカンマーグート(229×138mm)
湖から船でアプローチしたザンクト・ウォルフガングの村は、15世紀の巡礼教会の清楚な塔と点在するメルヘンのような民家が迎えてくれる。

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