旅雀素描帖

イタリア Italy

Isola di Capri - カプリ島

ローマ皇帝アウグストゥスが「甘美な快楽の地」と呼び、
古代から訪れる人を魅了してやまない華やぎと安息の地。
高級リゾートの優美な賑わいと、溢れる自然美との調和する、夢の島。

空の蒼、海の碧 空の蒼(あお)、海の碧(あお)
(155×215mm)

色とりどりの花が咲き乱れるアウグスト公園。奥の階段を登りつめると、ファラリオーニと呼ばれる岩島群を見下ろすパノラマが広がる。絞りたての冷たいレモネードを片手に、エメラルドの海と紺碧の空に存分に溶け込みたい。

Amalfi - アマルフィ

世界で美しい海岸線のひとつと言われるコスティエラ・アマルフィターナ。
鉄道はなく、バスか船で向かうしかないアマルフィ海岸の中心の街。
海洋共和国としてヴェネチアやジェノバ、ピサと肩を並べて栄えたのは10世紀。
華やかな歴史の足跡の残る街には、輝く太陽と紺碧の海と空が広がる。
その光は、1000年を経た遠い過去から、きっと変わっていない。

アマルフィのドゥオモ前広場
ドゥオモ前広場(155×226mm)
ドゥオモに続く広い階段を見上げる小さな広場はいつも人々で溢れる。アラブの匂いのするイスラム様式のファサードと、マヨルカ焼きのタイル装飾を持つ鐘楼、急峻な崖──。3つが絶妙のバランスで街を見下ろしている。
雨あがり
雨あがり(142×229mm)
雛壇のように積み重なる家々。つかの間の強い雨のあと、夏の陽射しが戻ってくる。
アマルフィの土産物店
アマルフィの土産物店(153×215mm)
路地横の土産物店には、素朴なタッチのタイルや陶器がたくさん並んでいた。段々畑で太陽をいっぱい浴びたレモンやペペロンチーノも、タイルの色彩に負けず劣らず鮮やか。
レモンとペペロンチーノ レモンとペペロンチーノ
(88×132mm)

日本のものより大振りで、形もボコボコしてはいるけれど、アマルフィのレモンにはお日さまの恵みがたっぷりと詰まっています。勿論、真っ赤なペペロンチーノにも。
幸福な朝食 幸福な朝食
(89×138mm)

ホテルの屋上テラスから、ドゥオモの塔をバックに幸福な朝食。

Positano - ポジターノ

アマルフィ海岸の宝石・ポジターノは、海と山に抱かれた坂の街。
華やかなヴァカンスの空気と、裏道の生活の匂い、
階段状の白亜の建物、その隙間を埋めるよう花の咲く、万華鏡のような街。

朝のポジターノ 朝のポジターノ
(157×221mm)

教会前の小さな港を中心に、すり鉢状に海に雪崩れこむ崖に、色とりどりの家々がへばりついている。教会前に広がる砂浜は、この街唯一の平地。マヨルカ焼タイルのドームが夏の強い太陽にキラキラ光る。
海へ続く階段
海へ続く階段(148×231mm)
海岸線ギリギリまで崖の迫るこの街の中心には車道はいっさいない。山にへばりつくように建物の間には、どこも急な坂道や階段が続く。息を切らして歩く途中、ところどころで、細い路地の隙間から海へと続く階段に出会う。
バスを待つ午後
バスを待つ午後(153×228mm)
ポジターノにほど近い小さな町プライアーノのバス停にて。のんびりバスを待つ午後。車に混じってロバが通り過ぎたりもする。
心臓破りの300段の石段を降りると、プライヴェート・ビーチのような小さな入り江がある。断崖の町には、こうした秘密の浜が、いくつあるのだろう?

Ravello - ラヴェッロ

抜けるような開放感を持つ山頂の街は、
ワーグナーをも魅了し、ここで音を紡いだ音楽の街。
ブドウやオリーブ、オレンジの実る大地と、吸い込まれそうな青い海……。

断崖から望む海 断崖から望む海
(157×201mm)

ラヴェッロの写真といえば必ずここからのものが紹介されている。ヴィラ・ルーフォロの庭園からのパノラマは、いささか出来過ぎかと思うほどに、とても美しいものだった。今を盛りに咲き乱れる花々と海と空との調和…。
高台のカフェ
高台のカフェ(223×153mm)
海を望む木陰のカフェ。急斜面の段々畑の向こうに広がる水平線。

 Prev | Top | Next


©  Le moineau
http://moineau.fc2web.com/