旅雀素描帖

日本 Japan

Magome - 馬籠

馬籠宿・但馬屋
馬籠宿・但馬屋(218×150mm)
中山道・木曽路の南端の宿場町は、山の斜面に沿った全長600m余りの「坂の町」。文豪・島崎藤村の生地でもあり、『夜明け前』はここが舞台。軒の低い格子造りの家並の石畳を歩けば、江戸時代の旅人へと気持ちがタイムスリップする。
その馬籠宿のちょうど真ん中あたりにある民宿、但馬屋。入り口で迎えてくれる笠をかぶった狸の剥製は、首には豆しぼりの手ぬぐい、徳利と提灯を手に持っている。藍染めの暖簾をくぐると、赤々と燃える囲炉裏端。

Tsumago - 妻籠

晩秋の妻籠宿
晩秋の妻籠宿(193×147mm)
妻籠宿は中山道六十九次の江戸から数えて42番目、馬籠宿のひとつ手前にある。江戸時代の面影が色濃く残る家並みは馬籠とよく似ているけれど、やはり微妙にその雰囲気は異なっている。馬籠から峠を越える旧中山道はのんびり歩いて3〜4時間。秋の一日の気持ちよいトレッキングです。

Aomori - 青森

林檎と岩木山
林檎と岩木山(200×146mm)
津軽の人なら見てすぐわかるらしい岩木山。たわわになった林檎畑の隙間から岩木山を臨むこの光景を実は私は見ていません。あまりにも綺麗な写真を見つけてしまい、それをモチーフに描いてしまいました。反則ですね(笑)。でも、いつかこの場所にこの季節に立ってみたいです。

Hirosaki - 弘前

古城の夜桜 古城の夜桜
(151×197mm)

津軽の玄関口・弘前は情感の漂うしっとりした城下町。復元された天守閣の残る弘前城趾公園には2600本もの桜があり、遅い春に薄桃色の風が心地いい。藍色の夜空の下、舞い落ちる花びらは雪のよう。

Hida Takayama - 飛騨高山

さんまち通りの人力車
さんまち通りの人力車(195×147mm)
城下町・高山。さんまち通りは、重要伝統的建造物群として、国から選定を受けている地区です。大きく張り出した軒、控えめな小庇、1階には出格子、2階には板蓮子、家の前には雪流しの用水溝…。江戸時代そのままのような町並みに、威勢のいい人力車引きのお兄さん(お姉さんもいました)が駆け抜けていきました。
飛騨高山さんまち通り
(142×196mm)

さんまち通りのお土産物屋さん。初夏の朝、青紫の朝顔が可憐に咲いていました。
古い町並の保存地区だけでなく、ごく普通の民家の玄関先にも、当たり前のように朝顔があります。
飛騨高山さんまち通り

Shirakawago - 白川郷

夏草匂う白川郷 夏草匂う白川郷
(151×212mm)

日本の誇る世界遺産・白川郷の合掌造りの民家。山深い豪雪地帯で生まれた独特の建築です。100年200年の昔にこの場所に立っても、同じ夏草の匂いが、同じ蝉の声がしたことでしょう。
保存をしていくことは大変なことなのでしょうが…。
雪晴れの朝
雪晴れの朝(223×152mm)
山深い豪雪地帯で生まれた建築様式「合掌造り」。急勾配の切り妻屋根は銀世界の中で一層美しさが際立つようだ。「…風雪の害を避けんために、かかる西洋風の建築となりしなるべし」白川郷を訪れた柳田國男の言葉。そう、スイスの山小屋のよう。

Gokayama - 五箇山

五箇山・相倉集落
五箇山・相倉集落(214×154mm)
「メルセデス・ベンツ・オーナーズクラブ」の依頼で描きました。白川郷とともに合掌造り民家の残る場所として世界遺産に登録されている越中五箇山。ここ相倉(あいのくら)集落には、今も30戸の合掌造り民家が残っています。
車の絵なのですが、車を前面に押し出すのはやめ、風景の一部として描いてみました。外車なのなら、あえてどっぷり日本らしい風景に溶け込ませてみようかと…

 Prev | Top | Next


©  Le moineau
http://moineau.fc2web.com/