日本 Japan -part2-

Sapporo - 札幌


銀太と時計台(198×151mm)

大通公園を拠点に市内を巡る観光馬車は札幌名物のひとつです。馬車を引っぱる白馬の名前は銀太。正確には銀太二世号だとか。毎日、のんびりぽくぽくと歩き回っています。時計台の前でお客さんの乗降中にちょうど行き会いました。

Otaru - 小樽


小樽北運河(231×151mm)

小樽の運河を描くというと、散策路や街灯の整備された倉庫群の風景が定番で、たくさんの方が素敵に描かれています。へそ曲がりの私は造成された当時の狭い川幅のままの「北運河」の風景に心惹かれました。漁船やクルーザーが停泊していますが、かつてはここにたくさんの艀がひしめいていたんだろうなあ……って。運河最北端の3棟の石造倉庫はことさら印象的。お洒落なライブシアター&レストランに改装されています。

Hirosaki - 弘前


古城の夜桜(151×197mm)

津軽の玄関口・弘前は情感の漂うしっとりした城下町。復元された天守閣の残る弘前城趾公園には2600本もの桜があり、遅い春に薄桃色の風が心地よく薫ります。藍色の夜空の下、舞い落ちる花びらは雪のよう。

Aizuwakamatsu - 会津若松


鶴ヶ城爛漫(210×144mm)

戊辰戦争で落城し、白虎隊の悲劇のエピソードで知られる会津若松城。私は地元での鶴ヶ城という呼び名が好きです。現在の城跡は、その季節には1000本の桜の咲き乱れる公園となり、日本の桜百選のひとつにもなっています。

会津若松七日町通り(198×145mm)

昭和30年代頃まで会津一の繁華街だった七日町通りには、大正浪漫の雰囲気漂う洋館や古い商家がたくさん残っています。その中のひとつ「池田種苗店」は、おそらく昭和初期のモルタル仕上げの建物。窓上部にアーチには蕪のレリーフ、窓の花台の欄干にも蕪の形にくり抜かれ、古風な木製看板の上には蕪の形に「たね」と書かれた看板。レトロでユーモラスで可愛いです。

Miharu - 三春


雪原の滝桜(222×147mm)

梅と桜と桃、すべてがいちどきに花開いて春が訪れるというのが地名の由来となった三春。その三春の象徴、樹齢1000年以上と言われる滝桜は、日本を代表する桜の巨木です。この桜に会いに行く日、前日に季節外れの大雪が降りましたが、翌朝は抜けるような晴天。花と雪と青空の奇跡のコラボが実現しました。

Fukushima - 福島


小沢の一本桜(148×202mm)

福島県田村市の水田の中にぽつんと佇む一本桜。樹下には祠と石仏、後方には火の見櫓と山並み……都会で生まれ育っていてもなぜか懐かしさを感じてしまう、日本の里山の原風景です。樹齢は100年だそうで、ソメイヨシノとしては長寿の桜ですね。映画『はつ恋』のロケ地になったそうです。

雪・月・花(93×141mm)

郡山市上石にある不動桜。不動明王を祀る不動堂の境内にあるのが名前の由来で、樹齢は約350年、あの三春の滝桜の子孫と考えられているそうです。 開花後の季節外れの雪も午後にはやみ、ほんのり夕焼けを残す暮れなずむ空には月。

Kyoto - 京都


朝の産寧坂(193×259mm)

京都東山エリアを代表する人気スポットの清水寺。そこへ続く二年坂、産寧坂。いつもたくさんの観光客で激混みですが、早朝は人もまばらで閑散としています。地元の人が犬の散歩してたり猫がのんびり寛いでいたり。清水寺の開門時間はなんと6時なので、京情緒あふれる街並をゆっくり楽しみながら、清水の舞台からの景観もほぼ独り占めでした。

Nara - 奈良


猿沢池の水温む(153×225mm)

奈良八景のひとつ、興福寺の五重塔を望む猿沢池──。決して澄むことはないけれど、濁ることもない。流れ入る川も流れ出る川もないのに、常に一定の水量。亀はいるけど、蛙はいない。藻も生えない。
7不思議も面白いけれど、水面に映る塔の姿はとにもかくにも美しいのでありました。

桜の鷺池(226×151mm)

蓬莱池の別名を持つ鷺池には、檜皮葺きの瀟洒な浮見堂が優雅な佇まいを見せています。桜の季節、池の周りはふんわりピンク色……

桜の東大寺・大仏殿(220×156mm)

東大寺の大仏殿。修学旅行ではじめて訪れた時はなんとも感じませんでした。改めて訪ねたのは昭和の大修復の少し後で、世界一の木造建築物だという凄さを再認識しました。創建された時はもっと大きかったんですってね。宗教のパワーというものは凄いです。

斑鳩遠景・初夏(202×148mm)

春の斑鳩の里。記憶に残る光景です。
やっぱり修学旅行ででしたが、自転車でのんびりと聖徳太子ゆかりの尼寺をまわりました。はるか1400年も昔、太子も馬に乗ってこのあたりを行き来したのでしょうか。1400年昔も新緑は同じ色だったのだと思います。

Magome - 馬籠


馬籠宿・但馬屋(218×150mm)

中山道・木曽路の南端の宿場町は、山の斜面に沿った全長600m余りの「坂の町」。文豪・島崎藤村の生地でもあり、『夜明け前』はここが舞台です。軒の低い格子造りの家並の石畳を歩けば、江戸時代の旅人へと気持ちがタイムスリップするのです。その馬籠宿のちょうど真ん中あたりにある民宿、但馬屋。入り口で迎えてくれる笠をかぶった狸の剥製は、首には豆しぼりの手ぬぐい、徳利と提灯を手に持っています。藍染めの暖簾をくぐると、赤々と燃える囲炉裏端。

Tsumago - 妻籠


晩秋の妻籠宿(193×147mm)

妻籠宿は中山道六十九次の江戸から数えて42番目、馬籠宿のひとつ手前にあります。江戸時代の面影が色濃く残る家並みは馬籠とよく似ているけれど、やはり微妙にその雰囲気は異なっています。馬籠から峠を越える旧中山道はのんびり歩いて3〜4時間。秋の一日の気持ちよいトレッキングです。

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