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ポルトガル Portugal -part2-
Porto - ポルト
ポートワインの輸出で大繁栄を極めた、ドーロ川河口の商工業都市。 国の歴史においても、市民たちが節目節目で重要な役割を担ったという。 そんな、市民主導の気骨ある誇り高き精神は、今も街の人々の心に根付いている。
西の街の落陽(316×168mm) ドーロ川に架かる二段重ねのドン・ルイス1世橋の上の段からの眺望は、ポルトの街を俯瞰するベスト・スポットです。中でも落日の頃合、その美しさは一層際立ちます。雛壇状に連なる家々を西日が朱く染め、徐々にその陰影を濃く深くしていく──なんと夕暮れの似合う街なのだろう。
雛壇の家々(145×222mm) 川を取り巻く急峻な勾配にしがみつくように積み重なる様々な色合いの建物たち。高低差の造り出すリズム感は視覚的にとても心地よいものですね。
青いタイルの教会(318×217mm) バターリャ広場に面したサント・イルデフォンソ教会。この街にはいくつもある外壁をアズレージョ(青い装飾タイル)で彩られた建物のひとつです。
Aveiro - アヴェイロ
中央に運河を持つ小さな町はかつて自然の良港だった。 運河沿いには瀟洒でカラフルな家々が並んでいる。
青いタイルの駅舎(300×214mm) アヴェイロの風景を描いたたくさんのアズレージョで飾られた旧駅舎は、ほんの数年前まで普通に使われていました。明るい青空の下では白壁と青いタイルのコントラストも一層浮き立って見えます。
海藻を運ぶ舟(153×208mm) 入り江の潟で取れる豊富な海藻肥料を集め運ぶこの舟は、極彩色の絵で飾られた船体と弓のような舳先を持ち、モリセイロと呼ばれます。パステルカラーの家々の映る水面に、カラフルな舟がさらに彩りを添えていました。
海岸通りの縞模様の家 (215×129mm) ヨーロッパの海沿いの民家はカラフルな外壁を持つことが多いですが、このコスタ・ノヴァ地区の鮮やかさと可愛らしさは群を抜いています。
Coimbra - コインブラ
ポルトガル最古の大学を中心に、丘の上に広がる落ち着いた美しい古都。 学生たちの集まる大学都市には、中世の時代のしっとりとした趣を保ちながらも、 同時に若々しく明るい躍動感もが溢れている。
大学の丘の時計塔(313×222mm) 丘の一番高い場所に立つ時計塔は、大学のシンボルであり街のシンボルでもあります。大学へと至る丘の道は網のように入り組む細い石畳の坂道。情緒も満点ですが、うっかり迷ってしまうと足腰のダメージも満点になります。それだけに、見晴らしのよいテラスを持つ時計塔前の広場に辿り着いた感慨はひとしおのもの。
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