旅雀素描帖

スペイン Spain

Cordoba - コルドバ

ローマ帝国時代に誕生し、イスラム支配の下に開花し、再びキリスト教徒に奪回され、
様相を微妙に変えていったアンダルシアの古都コルドバ。
イスラム栄華の500年間、最盛期には人口が100万人ともいわれたこの地。
現在は、キリスト文化とイスラム文化が不思議に共存する静かな街です。

花の小道
(139×206mm)

追放令によってユダヤ人が国外に去ってしまってからも、名前だけが残った「ユダヤ人街」。入り組んだ迷路のような狭い石畳の両側には、あふれるように花の飾られた白壁の家々が並びます。「花の小道」と名付けられた、行き止まりのこの路地は、人がすれ違うのがやっとの幅。色鮮やかな絵皿やタイル細工を並べる土産物店の間から、ちょうどメスキータの鐘楼が顔をのぞかせている一番有名な通りです。

花の小道

Sevilla - セビーリャ

イスラム支配下で繁栄し、大航海時代には黄金に沸いた、アンダルシアの中心都市。
スペイン栄光の時代から時を経ても、抜けるような青空の明るい佇まいはそのままです。

路地裏のレストラン
(211×280mm)

自動車は入れない細い路地の入り組むサンタ・クルス街は、迷うことを楽しめる場所です。小さなホテルやレストランやお土産物屋さんを覗きながら、時間なんか気にせずに。花の少ない冬の季節、たわわに実ったオレンジが青い空と白い壁に鮮やかでした。この街の街路樹の大半はオレンジの樹です。

路地裏のレストラン
セビーリャのカテドラル

スペイン広場の噴水(220×154mm)
スペインの各都市にあるスペイン広場の中でも、セビーリャのものは最大。半円形の優美な建物にはすべて回廊が巡り、アーチの下にはスペイン各県の歴史を描いたタイル絵がある。とにかく広い。切り取れたアングルはごくごく一部。

路地からの青空

路地からの青空(146×158mm)
白壁と黄色い窓枠の家々が連なるサンタクルス街は、かつてユダヤ人の暮らす町でした。路地を迷いながら見上げた空は、高く高く澄んだ青…。

パティオへの階段

パティオへの階段(146×210mm)
ここセビーリャのアルカサル(王宮)は、イスラム文化に心酔したペドロ1世が“憧れのアルハンブラ宮殿のように”改築したもの。ひとりの王が夢見て造った宮殿は、700年以上を経てもその輝きを失っていませんでした。パテイオに降りる小さな階段にもアラベスク模様のタイルが。

セビーリャのカテドラル

セビーリャのカテドラル(213×156mm)
「世界最大」を合言葉に、イスラムのモスクからゴシック最大の聖堂へと華麗な転身を遂げたカテドラル。聖堂の奥にはコロンブスの遺骸がおさめられた棺がありました。

ひなたぼっこ
(126×164mm)

可愛らしい玄関の前でわんこがひなたぼっこ。お留守番なのかな?

ひなたぼっこ

Granada - グラナダ

シェラネバダ山脈のふもと、アンダルシアの沃野に発展したイスラム文化の香り高い街。
ここは800年イベリア半島に続いたイスラム支配終焉の地。
カトリックに征服されるまでの長いイスラムの歴史が、独特の魅力をたたえています。

遅い午後

遅い午後(190×131mm)
イスラム最後の王様たちが酔いしれた「赤い城」アルハンブラ宮殿。グラナダ最古の街並の残るアルバイシン地区の丘からは、この宮殿が一望出来ます。夕刻から日没、そして夜の闇へと宮殿が沈んでいく情景は物哀しくも幻想的。頭の中には「アルハンブラの想い出」のトレモロがリフレインしていました。

白壁に咲く花々

白壁に咲く花々(147×216mm)
11世紀にイスラムの砦が築かれてから、以後15世紀初頭までイスラム教徒の居住区だったアルバイシン地区。当時の名残りを残すこの住宅地は、敵の侵入を防ぐための急勾配の細い道が迷路のよう。白壁の家々にはどこにも可憐な花がふんだんに飾られています。

アルハンブラ宮殿

アルハンブラ宮殿(149×218mm)
異郷の地スペインに鮮やかに咲いたイスラム芸術の精華、アルハンブラ宮殿。天人花の中庭とも呼ばれるコマーレスの中庭。柱廊に囲まれた奥行き35メートルの池の表面には、コマーレス塔の影が静かに揺れていました。

 Prev | Top | Next


©  Le moineau
http://moineau.fc2web.com/